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大人本セレクト(122)…イチオシ角川文庫3冊[破門/甘い復讐/天地雷動]

kage

2017/03/30 (Thu)

■大人だから楽しんで読める、
大人だから読んでほしい様々なジャンルの『大人本セレクト』をレビュー!
Arikaおとな本1
VOL・122

ほん運び大人だからこそ読んでほしい、角川ミステリー3冊


大人気エンターテインメント小説の最高峰『疫病神』シリーズ5作目!
 破門/黒川博行(著)

破門 (角川文庫)/KADOKAWA

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Arika報告書v1アイコンイケイケ極道で、ステゴロなら大阪で一番強いと言われるヤクザの桑原と、冴えない建設コンサルタントで、いやいやながらも桑原によって事件に巻き込まれる二宮の活躍(?)を描く「疫病神シリーズ」第5作目。映画製作への出資金を持ち逃げされたヤクザの桑原と建設コンサルタントの二宮は、映画プロデューサーを追い、関西とマカオを奔走する。巨額の資金をめぐる争いはやがて組同士のトラブルに発展し、桑原にも絶対絶命の危機が!特にイケイケ桑原VS本家筋の面々の切った張ったはスリル感最高!エスカレートしまくる息をつかせぬエンターテインメント・ストーリーとはこういう作品のことをいうのだろうと思う。金と暴力と仁義を争う、ハードボイルド巨編。黒川作品を未読の人には特にこの『疫病神』シリーズをイチオシしたい。



樋口毅宏から目が離せない。心を激しく震わす衝撃作!
 甘い復讐 /樋口毅宏(著)

甘い復讐 (角川文庫)/KADOKAWA / 角川書店

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Arika報告書v1アイコン元ホストの修は、セレブな人妻・早苗に金品を貢がせていた。二人の仲むつまじい愛欲の日々はしかし、修にとっては甘やかな復讐の始まりだった―――。表題作の他に鬼畜男の独白が世界を変える「永遠とドラゴン」、結婚式での異常な一幕を描いた「さくらの結婚」、旦那との切ない想い出を語る「ある芸者の証言」、恋を成就させるため男が不思議な塔に上って敵と戦う「十階建てのラブストーリー」4編と、渾身の書き下ろし「余生」は病魔に怯え、欲望に耽溺する、優柔不断な作家の姿を描く。人間のなかに渦巻く黒い欲望を描ききった小説。これぞ小説の極北!鬼才が放つ短篇集。




今最も注目の時代小説作家、信玄亡き後の乱世を描く!
 天地雷動/伊東 潤(著)

天地雷動 (角川文庫)/KADOKAWA / 角川書店

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Arika報告書v1アイコン武田信玄亡き後、遺言により跡目を継いだ勝頼。だが家臣団との間には早々に亀裂を生じる。確執が深まってゆく中、織田信長と徳川家康は、虎視耽々と反撃の機会を窺っていた……。物語は織田信長を震え上がらせた「甲斐の虎」武田信玄が死ぬところから始まり、武田勝頼、徳川家康、羽柴秀吉、宮下帯刀の4名を語り手に、視点をくるくると変えながら長篠の戦いを描出していく。4名それぞれにテーマのようなものがあるのがいい。偉大な父を支えた宿老たちに軽んじられまいとする勝頼の力みや焦りが将来の破滅を予感させる勝頼パート、信長の無理な注文にありったけの知恵を絞って応えようとする秀吉パートが大変おもしろい。武田の将が次々と戦死するシーンは本当に胸が詰まる思いで読んだ。それぞれのパートに伊東潤ならではの登場人物の生き様が伝わってきます。 「人を致し、人に致されず」の言葉が、後に、信長が家康に、釣閑が勝頼に言い放つ「一蓮托生」にも響いてきます。第34回吉川英治文学新人賞、第4回山田風太郎賞を受賞し、今最も注目の作家が放つ、問答無用の本格歴史小説!






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