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今すぐ書店へGO!”夏の文庫フェア”2017…集英社文庫フェア『青春するならよまにゃ』×19(❸/4)「スイーツレシピで謎説きを:推理が言えない少女と保健室の眠り姫/春、戻る/正義のミカタ:I’maloser/彼が通る不思議なコースを私も/娼年」

kage

2017/07/03 (Mon)

夏イチ

★6月28日(水)~8月31日(木)
文庫フェア

集英社文庫40th

英社文庫『ナツイチ2017』。

2017年のテーマは、「ひとりの時間を、ひとりじめ。」

ひとはときどき、繋がりすぎる、と思う。

誰かと一緒もいいけれど、ひとりを楽しむぜいたくだってある。

この夏は、ふらりとどこかで読書涼み。

好きな世界を、好きなだけ楽しもう。

わくわくするままに、想像の広がるままに。

最初の1ページから最後の1ページまで、めくれば、誰もが自由になれるから。

さあ、よまにゃ。

今回もナツイチ側が分かりやすく用意してくれた目的ジャンル別に本を紹介していきますね。

今年は7ジャンル全99作品です。

いろんなひとりじめの時間を、ナツイチ作品でお楽しみください。

■今年の特典


マスコットキャラクターを一新。
フェア参加書店で1冊買うと、その場でひとつプレゼント!
【ナツイチ限定】よまにゃ”リバーシブルブックカバー”(全4種類)

水にも強いストーンペーパー

和風で大人のエレガントペーパー



2017/05/18 に公開
読書が大好きな、集英社文庫の新しいキャラクター。
どこかの町の本屋さんで、まいにち本を読んで暮らしている。
口癖は「よまにゃ」

😻新マスコットキャラクター、「よまにゃ」とは?
集英社文庫は今年、創刊40周年。キャラクターが交代し、登場するのは、本屋さんでくらす本好きのねこ、「よまにゃ」。
人気イラストレーター、Noritake氏デザインの愛くるしいポーズがたまりませんにゃん♪

ナツイチ特設サイト:http://bunko.shueisha.co.jp/natsuichi/
※なくなり次第終了になります。

■フェアのジャンル項目


青春するならよまにゃ
笑いたいならよまにゃ
泣きたいならよまにゃ
人気の本こそよまにゃ
勇気がほしいならよまにゃ
ゾクゾクしたいならよまにゃ
ヒントがほしいならよまにゃ

・・・・の7ジャンル。



2017/06/21 に公開
海辺の本屋さんを舞台にした、ひと夏の物語。

■アイコンの説明


😻迷ったら、これを見てね。
どんな本かわかるよう、マークをつけたよ。

(笑)思わずクスクス。
(泣)感動しても、悲しくても。
(爽)読後感がさわやか!
(恋)トキメキも、切なさも。
(怖)ゾっとしつつやめられない。
(謎)ミステリー好きにはたまらない。
(温)心あたたまる。
(驚)どんでん返し!
(短)短篇小説集。
(仕)人気のお仕事小説。
(名)不朽の名作、一度は読んでみたい。
(ベ)大人気ベストセラー。
(ノ)ノンフィクション。
(実)読んで納得の実用書。
(エ)エッセイ。
(映)映像化された大人気作!


『青春』『恋愛』
『青春するならよまにゃ』×19/4)

本棚の隙間を歩いていたら、「恋」とすれちがった。

なんだかちょっと、ドキドキした。


(恋)(謎)(爽)
 スイーツレシピで謎説きを:推理が言えない少女と保健室の眠り姫/友井羊(著)

スイーツレシピで謎解きを 推理が言えない少女と保健室の眠り姫 (集英社文庫)/集英社

¥価格不明
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『このミス』大賞優秀賞受賞作家・友井羊が集英社文庫初登場!

引っ込み思案で人と関わるのが苦手な菓奈。
学校で次々と起こる事件に巻き込まれるが、お菓子作りをヒントに謎に挑むなか、大切な仲間を得る。
新感覚青春・恋愛ミステリー。

…‥‥‥…
Arikaアイコン(小)1吃音があって引っ込み思案の女子高生、菓奈が周囲の事件に絶妙の推理力を発揮。お菓子作りの科学を利用したミステリー。ちょっとしたミステリーを、お菓子を作ったり食べたりしながら謎解きをしちゃうという、甘いもんだらけの青春ミステリー。吃音症を抱えている主人公が次々と推理していき謎を解いていくんだけど、全てのお話にスイーツが関係していて、聞いたことのないお菓子があって凄く食べたくなる(笑) 各話どれもおもしろかったし吃音やお菓子作りの科学的な面を知ることができた。 お菓子作りには食事を作るのにはないワクワク感がある♪ 

思った以上に仕掛けがあって、ミスリードにも見事にひっかかり楽しめました。「コンヴェルサシオン~」の話では意外な人が菓奈と同じ症状で悩んでいたとは‼ オマケの「マカロン~」の話は騙された‼ てっきり、菓奈視点の話かと思いきや…菓奈が先輩になってた‼ あの仕掛けにはしびれた。ただ驚かせるためではなくってキチンとお話において重要な役割を果たしている点がすごく巧いなあって。出てくるお菓子はどれもおいしそうだけど、しかし…高カロリーの洋菓子をこんなに食べて、君達は大丈夫なのか? 悠姫ちゃんは保健室で寝てばかりなのに、毎日毎日ケーキを摂取して病気にならないの? 謎解きよりも、そこんとこが妙に気になっちゃった次第です(笑) シリーズ化してるのかな?! 続編が欲しくなった一冊‼

友井 羊(ともい ひつじ)
┣1981年群馬県高崎市出身、在住。
┣小説家・推理作家。
┣ジャンル:推理小説
┣デビュー作:『僕はお父さんを訴えます』で第10回『このミステリーがすごい!』大賞の優秀賞受賞(2011)





(温)(恋)(爽)
 春、戻る/瀬尾まいこ(著)

春、戻る (集英社文庫)/集英社

¥価格不明
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「お兄様がお待ちですよ」と声をかけられる。
(私にお兄さん? 誰?)
不信感募りつつ面会したのは、12歳年下の青年だった。
そんなお兄さんと結婚を間近に控えた妹が過ごした短い季節。
さくらの心に「春、戻る」でも、ちょっと不思議な話。


結婚を目前に控えた私の前に突然、見るからに年下なのに兄と名乗る青年が現れた。
気付くと彼のペースに巻き込まれ……。
心に傷を持つ優しい人々の、癒しの物語。 

…‥‥‥…
Arikaアイコン(小)1瀬尾まいこが初のミステリーに挑戦したのかと思いつつ、”12歳年下の兄って何よ?”、その奇想天外な設定にあっと言う間に惹きこまれ年下の「おにいさん」の正体が知りたくて一気に読みました。いぶきくんは主人公に助けられた・救われたという思いがあったんですね。それで、ずっと恩返しをしてくれていた。恋愛感情ではないですが、その想いが一途で心打たれました。難しい言葉とか、比喩とか、思わせぶりな台詞とか一切ないけれど、それだからって単純な話でもないところが、私が瀬尾作品の好きなところ。

主人公の婚約者の山田さんいい人だし、おにいさんも山田さんも、人としての器が大きい。この二人がいればきっと、さくらは大丈夫だと思えてくる。そして「思い描いたとおりに生きなくたって、自分が幸せだと感じることが一番だ」うん、その通りだ‼ 逃げるとか戦うとか勝つとか負けるとかそんなん本当はなくて、ただ幸せだと思えれば人生は最高なんだと思う。結婚のためらいやさくらの過去はもっと暗くなってもおかしくないのに周囲の優しい人たちの人柄のおかげか終始穏やかな雰囲気。12歳年下だけど兄である真実がわかり、さくらの辛かった日々が雪解けし、さくらの心に「春、戻る」でも、ちょっと不思議な話。何かに躓いた主人公が周りの人に支えられて前を向く、という話はまさに瀬尾まいこの十八番で、今回も幸せへの足取りが聴こえてくる物語でした。これもやはり瀬尾まい子ならではの自然で温かい文章力があるからだろうな。これが他の作家が同じ設定で書いたとしてもこうは行かないはず。 最後の章でサクラは「おにいさん」を「お兄さん」と呼ぶようになります。家族以外で自分の幸せをこんなに願い、見守ってくれる「家族のような」存在がいるという幸福。主人公と同様に物語後半にはこの年下の青年を「兄」ということに違和感なく受け入れていた私がいました。瀬尾まいこが伝える「幸せ」は、私にとっても「幸せ」です。心が荒んでいるときに読むと、気持ちがほっこりします。他人に対して優しくなれる一冊。さて、水饅頭を買いに行こうかな ☆ミ(o*・ω・)ノイッテキマ-ス!!

瀬尾 まいこ(せお まいこ)
┣1974年大阪府出身。
┣小説家。
┣ジャンル:小説・エッセイ。
┣デビュー作:『卵の緒』で第7回坊っちゃん文学賞大賞受賞(2001)

┣大谷女子大学文学部卒業。中学校国語講師を9年務めた後、2005年に教員採用試験に合格。2011年に退職するまでは中学校で国語教諭として勤務する傍ら執筆活動を行なっていた。自身の中学校勤務を元にしたエッセイも執筆している。

🎬映像化作品
┣2004年『七子と七生〜姉と弟になれる日〜』NHKハイビジョンドラマ (原作「7's blood」『卵の緒』収録)
┣2007年『幸福な食卓』新春公開
┣2008年『天国はまだ遠く』映画化・11月8日より全国公開
┣2017年『僕らのごはんは明日で待ってる』映画化・1月7日より全国公開
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(笑)(爽)(恋)
 正義のミカタ:I’maloser /本多孝好(著)

正義のミカタ (集英社文庫)/集英社

¥価格不明
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元いじめられっ子、奮闘す!
果たして負け犬亮太は変われるのか? 
無垢な青い春と成長過程の「正義」のミカタの物語。

知る顔のいないはずだった大学に、かつてのいじめの主犯が! 
亮太を救ってくれたのはトモイチと謎の「正義の味方研究部」。
負け犬亮太がついに真っ向勝負に挑む!

…‥‥‥…
Arikaアイコン(小)1高校までいじめられっ子だった亮太は、大学入学を機に変身を図っていた。ひょんなことから「正義の味方研究部」に入部するが、果たして亮太は変われるのか? ストーリー的にはシンプルなのだけど、内容的には以外に難しいなと感じました。 いじめられっ子、いじめっ子の心理や、いわゆる「一般人」の思い。すごいわかるような、全然わからないような・・・最初は「正義の味方研究部」に入部し、学内のトラブルを解決していく普通の青春小説なのかなと思ったら段々と中盤から違う展開になり、半にかけてがらりと社会的な要素が強くなり、最終章では重い哲学書の趣に変わる。

負け犬亮太が様々な経験や人と出会い『正義』に対しての見方が変わっていく物語。勧善懲悪の話なのかと思ったが、そんなに単純ではなかった。一人の大学生を中心とし、そこから広がる大きなテーマ「正義」とは何だろうか。善悪という価値基準で一括りになんか決してできない曖昧なもの。人それぞれ抱えているものが違っていて、判断基準も異なる。目線が変わったことにより、本当の「正義」とは何か?善人と悪人の境界はどこなのか?突き詰めれば答えなど無くて、禅問答になってしまうもの。登場人物を簡単に善悪に分けないで、読み手に考えるように仕向けるような展開にしている。最終的に亮太の出した答え、決断。亮太らしいと思う。大切なのは自分をしっかり持つこと。『ミカタ』は味方というより『見方・見え方・捉え方』といったところだろうか。だがそれよりも、時を巻き戻して学生時代に戻りたくなってしまった。そういえばリカちゃんとはどうなったのかしら!?w 無垢な青春って甘酸っぱいね( *´艸`)コミカルタッチの傑作青春小説。

本多 孝好(ほんだ たかよし)
┣1971年東京都生まれ。
┣小説家、推理作家。
┣ジャンル:小説
┣デビュー作:『眠りの海』第16回小説推理新人賞受賞(1994)

┣慶應義塾大学法学部卒。弁護士を志して法学部に在籍していたが、大学4年生の時、同じ学部の金城一紀に卒業文集に入れる小説の執筆を依頼されたことがきっかけとなり、作家を志すようになった。その後、金城の助言で習作を続け、共に切磋琢磨した。本格的に作家を目指すか、弁護士になるか心が揺れていた時(1994年)に「眠りの海」で第16回小説推理新人賞を受賞し、作家になる決心をした。

🎬映像化作品
┣イエスタデイズ(2008年11月1日公開、主演:塚本高史、監督:窪田崇)
┣真夜中の五分前(2014年12月27日公開、主演:三浦春馬、監督:行定勲)
┣ストレイヤーズ・クロニクル(2015年6月27日公開、主演:岡田将生、監督:瀬々敬久)
┣at Home アットホーム(2015年8月22日公開、主演:竹野内豊、監督:蝶野博)
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(謎)(恋)(泣)
 彼が通る不思議なコースを私も/白石一文(著)

彼が通る不思議なコースを私も (集英社文庫)/集英社

¥価格不明
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黒ずくめでミステリアスな教師・林太郎。
彼に惹かれ始める霧子。
林太郎は常識を飛び越えた方法で世界を変えようとする……。
人間の未知なる可能性を問う衝撃作!

学習障害児の教育に才能を発揮する、優秀で少し変わった教師、椿林太郎。
彼の目に映る、人間の未知なる可能性とは──。
“生”への根源的な問いを投げかける著者渾身の長編小説。

…‥‥‥…
Arikaアイコン(小)1人の死期がわかる特殊能力を持つ教師・椿林太郎。画一的な学校の授業について行けない子供や親の自己肯定感を、自らが立ち上げた体操教室を通して伸ばし、傷ついた子供の死を減らしたい…という林太郎の教育観。しかし、体操教室が軌道に乗るまでの生活費は妻・霧子の収入を当然のようにアテにしたり、親しい仲とはいえ借用書もなくお金の貸し借りってどうなの?と思ったら…!最後はパラレルワールドな結末に。なんじゃい!って思いましたけど、落とし所はこうなるんでしょうね…( ˘•ω•˘ )…。不思議な出来事や力が思った以上に出てきました。未来テレビと能力が関わってくるのかとも思いましたが、そこまで突っ込んで解明はされませんでしたね。全体を通して見ると、恋愛、仕事、教育、そしてSFとなかなか盛りだくさんでした。
見方によれば責任転嫁でしょうが書かれている内容に共感できる部分もありました。学習障害や発達障害ではないけれど発達が遅い子というのは確かに存在するのです。椿先生の持論はまさにそういった子たちの救いとなるはずで、著者の現代日本の教育への認識は頷けるものがあり、"見える"人がこのようなサポートをしてくれたら生きにくい子どもたちにどれだけ有難いことかと夢想した。綺麗な文体、冗長でない展開で読みやすく、構成の無理やり感はともかく、まさしく読みたかった本でした。個人的には椿と子どもたちとの物語をいろいろなケースでじっくり読んでみたかった気もしました。

白石 一文(しらいし かずふみ)
┣1958年福岡県福岡市生まれ。
┣小説家。
┣ジャンル:小説
┣父は直木賞作家の白石一郎。
┣双子の弟は小説家の白石文郎。
┣デビュー作:『惑う朝』第16回すばる文学賞(1992)

┣早稲田大学政治経済学部卒業後、文藝春秋に入社、週刊誌記者、文芸誌編集などを経る。
1992年、瀧口明の名で投稿した『惑う朝』(応募時タイトルは『鶴』)で第16回すばる文学賞佳作。
1994年、滝口明の名で『第二の世界』を上梓。
2000年、白石名義での「一瞬の光」で再デビューする。
パニック障害を患い、一時休職。現場復帰するも、退社、作家専業となる。

2010年「ほかならぬ人へ」で直木賞を受賞。初の親子二代での受賞となった。





(仕)(恋)(泣)
 娼年/石田衣良(著)

娼年 (集英社文庫)/集英社

¥価格不明
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女性が男性を買う。
娼夫リョウ、20歳の夏の光と影を描く物語。


会員制ボーイズクラブで働くことになった大学生のリョウ。
戸惑いながらも女性たちの持つ不思議な魅力にはまってゆく。
悲しくも美しい愛の物語。
松坂桃李の舞台で話題に!

…‥‥‥…
Arikaアイコン(小)1虚ろな日々を送る大学生のリョウは、ボーイズクラブのオーナー御堂静香と出会い、娼夫となる。様々な女性が抱く欲望の深奥を見つめた20歳の夏を鮮烈に描き出す恋愛小説。「女性にも性欲がある」という事が如実に描かれています。男性のそれよりも女性の性は複雑。設定だけ見れば衝撃的で、まさにメグミのような感情を持たざるを得ないが、それをも包み込んで優しい物語にしてくれるのは、石田衣良の表現力が海のように豊かだからではないかと思う。大学生のリョウが「娼夫」の仕事を始め、多くの女性とセックスをするなかで女性の欲望を見つけていく。見方を変えれば官能小説なんだろうけど不思議と優しさと温もりを感じてしまう。性の世界においては誰もが奇妙な性癖や歪な欲望を持っており、そこには正常も異常もなく、ただ快楽だけがあるのだなと感じました。メグミのような潔癖な正しさは、果たして本当に正しいのか、考えさせられる一面も。性行為を売買するのは社会的には悪とされているが、それにより救われている人がいるのも確か。生々しいエロスとリアルな情景は、自分が知り得ない世界がすぐ隣に寝転がっていると教えてくれる高揚感があります。そして何より、まるで映画を見ているかのような描写とそれに色を添えるような表現が美しい。精練された数式を美しいと感じる人もいると聞くが、文章が美しく見惚れているうちに読了するという不思議な体験をした。6年前に読んだ時も衝撃的だったが、今読んでも、やはり驚きがある。世の中にはいろんな人がいて、愛にもいろんな形があって、その数だけ物語があるんだろうな。 正しさとか常識ではなくて、最終的には感情によってのみ人の心が動かされている様が実に人間らしく生々しいと思いました。

石田 衣良(いしだ いら)
┣1960年東京都江戸川区出身。
┣小説家。
┣ジャンル:小説・随筆
┣ペンネームの由来は本名「石平(いしだいら)」を分割したもの。
┣デビュー作:『池袋ウエストゲートパーク』第36回オール讀物推理小説新人賞受賞(1997)

┣学卒業後はフリーター生活を送っていたが、母親の他界をきっかけに就職を決意し、広告制作プロダクション・広告代理店にコピーライターとして勤務した後、33歳の時にフリーのコピーライターとなる。36歳の時に小説家になることを決意し、数々の新人賞に応募。1997年、それまで応募したことのなかったミステリーの賞に応募したところ、第36回オール讀物推理小説新人賞を受賞。そのデビュー作が「池袋ウエストゲートパーク」である。以後、『4TEEN フォーティーン』で第129回(2003年上半期)直木賞を、2006年、『眠れぬ真珠』で第13回島清恋愛文学賞を受賞する。同年、映画『LOVE MY LIFE』に出演した。
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📚代表作
『池袋ウエストゲートパーク』(1997)
『4TEEN』(2004)
『下北サンデーズ』(2006)
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📺テレビドラマ
┣池袋ウエストゲートパーク
(2000年4月14日 - 6月23日、全11話、TBS系、脚本:宮藤官九郎、主演:長瀬智也)
┣池袋ウエストゲートパーク SOUPの回
(2003年3月28日、原作:池袋ウエストゲートパークIII 骨音)
┣ビッグマネー!〜浮世の沙汰は株しだい〜
 (2002年4月11日 - 6月27日、全12話、フジテレビ系、主演:長瀬智也、原作:波のうえの魔術師)
┣4TEEN(2004年7月25日、WOWOW「ドラマW」枠、主演:角田紳太朗)
┣アキハバラ@DEEP(2006年6月19日 - 7月25日、全11話、TBS系、主演:風間俊介)
┣下北サンデーズ(2006年7月13日 - 9月7日、テレビ朝日系、主演:上戸彩)
┣美丘-君がいた日々-(2010年7月10日 - 9月18日、全10話、日本テレビ系、主演:吉高由里子)
┣times(朝日放送) 「トモトモ・チャンネル」(2016年6月4日 - 11日、全2話、主演:リンダ&マーヤ)
┣「すべて黄色になる日まで」(2016年6月18日 - 25日、全2話、主演:Charisma.com)
┣北斗 -ある殺人者の回心- (2017年3月 - 、全5話、WOWOW、主演:中山優馬)
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💻配信ドラマ
┣眠れぬ真珠(2015年4月22日 - 配信、dTV、全4話、主演:黒谷友香)
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🎬映画
┣アキハバラ@DEEP(2006年9月2日公開、配給:東映、監督:源孝志、主演:成宮寛貴)
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👤舞台
┣娼年(2016年8月26日 - 9月4日、東京芸術劇場プレイハウス、演出:三浦大輔、主演:松坂桃李)
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Arika報告書y0001おすすめ

逝年 (集英社文庫)/集英社

¥価格不明
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Arika注目1h小説『娼年』の続きが気になる方は続編『逝年』を読もう♪
人生にも恋愛にも退屈していた二十歳の夏、「娼夫」の道に足を踏み入れたリョウ。所属するボーイズクラブのオーナー・御堂静香が摘発され、クラブは解散したが、1年後、リョウは仲間と共に再開する。ほどなく静香も出所するが、彼女はエイズを発症していた。永遠の別れを前に、愛する人に自分は何ができるのか?性と生の輝きを切なく清澄にうたいあげる、至高の恋愛小説。

小説『娼年』も衝撃的でしたが、続編も「エイズ」、「性同一性障害」、「同性愛」など、本当に切り込んで様々なことを盛り込んだ作品です。石田衣良の凄さは女性の加齢を本当に美しいものとして書く筆力。熟成してゆく女性の身体。加齢とともに丸みを帯びた自分の裸体にコンプレックスを持つが、この作品ではその重ねた年齢だからこその味を伝え、前作同様、美しい言葉や表現が 沢山あって読んでいて心地良かったです。 印象としては『娼年』よりも緩やか。エイズや性同一性障害などの重いテーマに切り込みつつ、生きるとは、そして死ぬとはなにかということが静かに語られています。「心を分け合うために、身体を重ねる」という表現が素敵で、悲しみや痛みを分かち合うために肌を重ねる描写は切なくも美しかったです。本当に綺麗に書いてあり、女性も読みやすい作品。リョウと静香さんの最期が切なかった。歳を重ねるごとに美しくなっていく、美しく歳を重ねることは、輪郭を淡くすることかもしれないけれど その淡さの中で 性は濃くなっていくのかもしれないと感じました。

私も美しいシワを重ねたいと思います。<(_ _)>



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