(夏の一冊)深海【奇妙でカラフルな深海の世界】/クレール・ヌヴィアン(著) 伊部百合子(訳)

2017/08/14 (Mon)
2017年8月の特集本
夏休みを利用して長編読破。
自由課題を思い出して見知らぬ世界を覗いてみる。
文字から逃げて写真に涼を求める。
夏と本と、今年はどんなふうに付き合ってみましょうか?

one of summer
夏の一冊
深海【奇妙でカラフルな深海の世界】/クレール ヌヴィアン

¥価格不明
Amazon.co.jp
■目次
深海の探検
二つの海のあいだで生きる
影絵の劇場
深海生物の夜の踊り
大洋の花火
進化の現場をつかまえる
穏やかな捕食動物
巨大イカを探して
生きた化石の避難所?
深海の吸血イカ
深海底・命なき荒野?
探索地
モントレー・キャニオン
暗闇に棲むサメ
深海のガラパゴス
暗礁の深みで
熱水噴出孔
メタンを呼吸する動物共同体
くじらの遺骸―命のはじまり
海溝―深海の極地

深海=暗黒の世界ではない! 奇妙でカラフルな深海世界
「うわ~っ!」というのが、この本を開いた人の反応。「この写真はCG?」と思わせるような写真の鮮明さと見たことのないような生物の数々。SFの世界の生物と言っても通用しそう。これらはみんな深海に住んでいる、いわゆる深海魚たちだ。太陽の光が届かない、漆黒の海底近くに生きる生き物たちがこんなにカラフルだったことに驚き、エサの少ない環境で進化したエイリアンみたいにグロテスクな容姿に目をむくのです。ところが、こわいもの見たさでページを開くうち、この不思議な生物たちに興味が湧いてきて目が釘付けに。潜水調査船に乗り込んだタレントの中川翔子さんの興奮ぶりに共感すること間違いなし。文章も読みやすくて愛情を感じます。深海=暗黒の世界ではない!奇妙でカラフルな深海世界。世界中から集められた貴重な写真200点超収録。この面白さ、たくさんの人に伝えない!突然スポットがあたって、一番驚いているのはきっと深海生物なんだろうなー!
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