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(11月の特集本)臥夢螺館 (上・下)/福山庸治(著)

kage

2017/11/09 (Thu)

2017年11月の特集本
怖いはエンターテインメント2

秋の夜長を楽しめるホラー&怪談のセレクト。

手に汗握るエンタメ巨編あり、文豪の名作あり、リアルな心霊体験を描いた実話あり。

”怖い”はエンターテインメント!

海外のモダンホラー&推理小説の代表作にも触れてみよう!

気になる作品から手にとって、盛り上がる国産ホラー&怪談シーンを体感!

「怖いもの見たさ」という言葉もありますし、

「怖そうだからやめておこう」という選択肢を捨てると、

きっとゾクゾクする新しい「恐怖を楽しめる」世界が広がると思います。

アイコンりす今回の書籍案内人・・・・Arika

恐怖を楽しめるコミック
 臥夢螺館 (上・下)/福山庸治(著)

臥夢螺館 上 KCデラックス/福山 庸治

¥価格不明
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臥夢螺館 下 KCデラックス/福山 庸治

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Arikaアイコン(小)1悪夢は終わらない。
10年の歳月を経て、堂々の完結(上・下巻)

主人公の弁護士・緑川は、不気味な風貌をした天使の幻覚に悩まされることに。やがて天使たちは、街を恐怖に陥れ…。悪夢の舞台を次々に移しつつ、“天使”たちは飽くなき増殖を繰り返す。“天使”の行動に目的はあるのか? 正体不明の養蜂家の存在とは?謎はますます深まり、発狂の恐怖はますます広がっていく。この惨劇に、終幕は訪れるのであろうか。臥して螺旋の夢を見る・・・・。不気味な展開が続く、オリジナリティの高い奇想の作家・福山庸治が描く戦慄のサイコ・ホラー漫画。

何じゃこりゃぁ!と言いながらも全部読んじゃった。不気味で残酷な描写にも、上下巻を通して読んでいると慣れてくるものがある。その慣れた自分が恐ろしくなる。ちょっとグロテスクなところもありますが、ストーリーはしっかりしているし、不条理漫画もついにここまで来たかって感じです。相次ぐ不快感を与える描写や残酷な描写。悪夢的という言葉が一番相応しいだろう。天使と養蜂家とミツバチという謎めいた存在。主に女性に次々と乗り移っていく天使たちは、淫らなものの具現化でもある。洗練された怪綺談は抑制がきいている。怖くはないが美しくはある。不条理さのバランスは難しい。例えるならジワジワと広がる悪夢というより、パンデミックに拡大する悪夢という感じでしょうか? 「呪いのゲーム」という設定はあるものの、少しずつ膨らんで隠し様もなくなっていく暴力的な狂気が圧倒的でした。一応結末がつくような流れだけど、最期は「スタートに戻る」だし…。天使の気持悪さとか好きです。


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