FC2ブログ
2019 10 « 1.2.3.4.5.6.7.8.9.10.11.12.13.14.15.16.17.18.19.20.21.22.23.24.25.26.27.28.29.30. »  2019 12

(12月の特集本)用心棒日月抄/藤沢周平(著)

kage

2017/12/23 (Sat)

2017年12月の特集本:
酒と本

美味しいお酒とご飯と過ごす、幸せな夜。

いつか本で読んだ食事の描写を思い浮かべて、今夜は何を食べ、何を飲もうか?

そんな思いを巡らせる時間もいい。

酒好き、本好き…いいものを知ってる食いしん坊が多い。


アイコンりす今回の書籍案内人・・・・Arika

〔2〕おすすめ「酒呑み」名作

 用心棒日月抄/藤沢周平(著)

用心棒日月抄 (新潮文庫)/新潮社

¥価格不明
Amazon.co.jp

家の事情にわが身の事情、用心棒の赴くところ、ドラマがある。青江又八郎は二十六歳、故あって人を斬り脱藩、国許からの刺客に追われながらの用心棒稼業。だが、巷間を騒がす赤穂浪人の隠れた動きが活発になるにつれて、請負う仕事はなぜか、浅野・吉良両家の争いの周辺に……。



Arikaアイコン(小)1江戸の庶民の哀歓を映しながら、
同時代人から見た「忠臣蔵」の実相を鮮やかに捉えた、連作時代小説 

ある事情により脱藩した青江又八郎は江戸で用心棒として糊口をしのいでいる。そんな中、赤穂浪人たちの動きが活発になるにつれて、請負う仕事はなぜか、浅野・吉良両家の争いの周辺に……。ワケあり脱藩浪人・青江又八郎のその日暮らし用心棒生活が、“忠臣蔵”で有名なあの赤穂浪士達と不思議な縁で繋がりを持つことに…。 藤沢周平先生作品の中では、ユーモアたっぷりでエンターテイメント性が強く、初読時二十歳前後の若造だった僕もシリーズ。家の事情にわが身の事情、用心棒の赴くところ、ドラマがある。なにより、又八郎と細谷の凸凹感も吉蔵の狸具合も面白い。 お酒を飲んでは失敗ばかりする細谷の憎めないキャラクターがまた魅力的。著者ならではの「武士の悲哀」も、故郷の事情を抱えた又八郎や、後ろ楯などない素浪人の細谷、そして赤穂浪士達とそれぞれの立場で描かれており、ただのサムライ賛美で終わらないところも魅力的。良い意味で歴史小説にありがちな重厚さが無く、展開のテンポの良さと登場人物の魅力にあふれた作品です。 生きるために雇い主を護り、人を斬る主人公の生き様を見ると、昔は生きることと死ぬことがずっと身近だったのだなと改めて感じ入りました。



関連記事
スポンサーサイト



コメントフォーム

kage


URL:




Comment:

Password:

Secret:

管理者にだけ表示を許可する

この記事へのトラックバック