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(天才軍師・黒田官兵衛⑦)播磨灘物語/司馬遼太郎(著)

kage

2018/03/03 (Sat)

知性を武器に活躍した軍師たち

2014年NHK大河ドラマ『軍師官兵衛』の影響で、

当時、書店にも軍師ブームが到来!

戦国乱世に活躍した天才軍師から、近代日本の偉大なる参謀まで。

彼らの優れた頭脳と魅力的な人物像に迫ります。

アイコンりす今回の書籍案内人・・・・Arika

秀吉に天下を取らせた不敗の男
天才軍師・黒田官兵衛


 播磨灘物語/司馬遼太郎(著)

新装版 播磨灘物語(1) (講談社文庫)

新装版 播磨灘物語(2) (講談社文庫)

新装版 播磨灘物語(3) (講談社文庫)

新装版 播磨灘物語(4) (講談社文庫)


Arikaアイコン(小)1黒田官兵衛の生涯、奥深し!
天下を取る才があっても、世を水の如く生きる素晴らしさ

黒田官兵衛が主人公。黒田家が御着に落ち着くまでの、官兵衛より数代前からの話から始まります。黒田官兵衛は若干20歳で一番家老になるほどの早熟(ただしただの早熟でなく死ぬ間際までその才は衰えなかった)ですが、その若かりし日から語られている小説です。黒田家の近江出身から、備前国福岡村に住み着いたという官兵衛の曾祖父や祖父からの話が、序章として語られるので、すごく分かり易かった。祖父の重隆は浪人だったが清貧でも教養があったので、播磨でも身を興す事が出来たのだろう。祖父の代からとてもストーリー性のある人生を歩んでる、面白い境遇の人だと感じました。司馬遼太郎先生作なので娯楽小説というよりは歴史を学びつつ読む本っぽい感じはしますけれど、一通り読むと知った気になるのが不思議です。当時の時代分析、評価、物語としての面白さはさすが司馬観。


司馬 遼󠄁太郎
┣1923年(大正12年)8月7日 - 1996年(平成8年)2月12日
┣小説家、ノンフィクション作家、評論家。
┣大阪府大阪市生まれ。
┣筆名の由来は「司馬遷に遼(はるか)に及ばざる日本の者(故に太郎)」から来ている。
┣産経新聞社記者として在職中に、『梟の城』で直木賞を受賞。歴史小説に新風を送る。代表作に『竜馬がゆく』『燃えよ剣』『国盗り物語』『坂の上の雲』など多くがあり、戦国・幕末・明治を扱った作品が多い。『街道をゆく』をはじめとする多数のエッセイなどでも活発な文明批評を行った。


Arika報告書v
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乱世というのは、治世の数倍のはやさで時間が吹き飛んでゆく。(1巻p71)
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折、物語の合間合間に司馬先生の「現在の様子」語りが挟まれてたり、時代感考察が散りばめられているため、面白いんだけど、ひと巻を読み終えるのに倍時間がかかります。大河ドラマの原作というわけではないので、諸々の設定や描かれ方がドラマとは異なっています。官兵衛が洗礼を受けてキリシタンになった時期もその一つ。物語の合間合間に挟む時代感考察からも、司馬先生は物語の舞台地を実際に歩いて現在の雰囲気を描いたり、また物語の中でもその土地の特徴(田園風景だの湿地帯だの榛の木の並木だの)の描写に力を入れられているんだなぁと感じます。土地や気候が人の気質に多大な影響を与えるということなのかな…。その昔の姫路は小さな郷だったらしいこと。それとは逆に備前はちょっとした場所であったとの現代とのギャップ。そこに数百年の歴史が関わっているのだなと感じます。


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