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(天才軍師・黒田官兵衛⑨)秀吉ではなく家康を「天下人」にした黒田官兵衛/跡部蛮(著)

kage

2018/03/05 (Mon)

知性を武器に活躍した軍師たち

2014年NHK大河ドラマ『軍師官兵衛』の影響で、

当時、書店にも軍師ブームが到来!

戦国乱世に活躍した天才軍師から、近代日本の偉大なる参謀まで。

彼らの優れた頭脳と魅力的な人物像に迫ります。

アイコンりす今回の書籍案内人・・・・Arika

秀吉に天下を取らせた不敗の男
天才軍師・黒田官兵衛


 秀吉ではなく家康を「天下人」にした黒田官兵衛/跡部蛮(著)

秀吉ではなく家康を「天下人」にした黒田官兵衛 (双葉新書)




Arikaアイコン(小)1気鋭の歴史ジャーナリストが描く真実の官兵衛像。
官兵衛が真に天下人に押し上げたかったのは秀吉ではなく家康だった?

戦国時代屈指の軍師・黒田官兵衛。豊臣秀吉の懐刀として「中国大返し」を秀吉に助言。結果的に主君を天下人にした稀代の軍師といわれている。秀吉を天下人にしたといわれる男は、前半生が謎に包まれており、秀吉に使えたあとの事績も誇張が多い。そんな官兵衛が真に天下人に押し上げたかったのは秀吉ではなく家康だった? なぜ生涯一人の側室も持たなかったのか? キリスト教に入信した本当の理由とは? 多くの謎に満ちた黒田官兵衛の人物像に、さまざまな角度から新説を投げかける。

確かに歴史ジャーナリストらしい面白い新説だが、タイトルに偽りあり! そもそも、秀吉によって筑前の大名に任ぜられ、秀吉の死、関ヶ原前後での家康の天下取りは、豊臣の滅亡と冷静に乱世を見ていた如水であれば当然の選択をしたまでであり、少なからぬ豊臣恩顧の大名が選択を誤り没落した中での対比でしかないだろう。従って官兵衛が家康に天下を取らせる理由は何一つない。タイトルに関して言えば誰の眼から見ても歴史の結果として、そうなってしまったのだから仕方がないという本の内容から逸脱しており官兵衛関連本としてはいだがけない。キチンとした歴史学者の手による他書を読めばそうした俗説の理由までハッキリ書いてあるので、タラレバにもなっていない。一冊だけの官兵衛本なら、本書は推さない。但し、旧来の説から新説まで取り込んだ俗説を並べた、その手の本が好きな方には本書は結構面白いだろうと思う。内容はともかくとして、この人の著書は、どうしてこうもタイトルが長いのだろう?


跡部蛮
┣昭和35年6月26日、大阪市生まれ。
┣経営学士・博士(文学)。
┣ユニバーサル証券(現三菱東京UFJモルガンスタンレー証券)退社後、雑誌編集者などを経てフリーの著述業に入る。その後、大学時代に興味をもった日本史の研究を本格的におこなうため、大学院に入り、学位を取得。現在に至る 。
┣ブログ『跡部蛮の「おもしろ歴史学」』。
┣週刊大衆に『卑弥呼から坂本龍馬まで1600年の謎を解く! 通説を覆せ!日本史ミステリー』を連載。
┣主な著書に『実録!!戦国時代ミステリー』『実録!!新戦国時代ミステリー』『明治維新は「戦国時代からはじまっていた!」―戦国武将と幕末志士を結ぶ点と線』(いずれも双葉新書)。

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