(戦国の名参謀⑤)文藝春秋 SPECIAL 2013年 12月号/文藝春秋:季刊版

2018/03/16 (Fri)

2014年NHK大河ドラマ『軍師官兵衛』の影響で、
当時、書店にも軍師ブームが到来!
戦国乱世に活躍した天才軍師から、近代日本の偉大なる参謀まで。
彼らの優れた頭脳と魅力的な人物像に迫ります。

智をもって乱世を生き抜く
戦国の名参謀
![文藝春秋 SPECIAL (スペシャル) 2013年 12月号 [雑誌]](https://images-fe.ssl-images-amazon.com/images/I/5110J1fIZJL._SL160_.jpg)
最高の執筆陣が日本人の心の琴線に触れる
日本の軍師100人-日本人には「知恵」がある!
【スペシャル対談】
軍師の条件
半藤一利×保阪正康
保阪「秋山真之以来、名参謀は変人、奇人でなくてはならない、という風潮も生まれましたね」
半藤「本当は、最もよき参謀は、常識が豊かな人でなきゃいかんのですよ」
【2014年NHK大河ドラマの「顔」】
今、なぜ「軍師官兵衛」なのか:中村高志
【特別企画】
「現代の軍師」16人の素顔
菅義偉、後藤田正晴、下村治、白州次郎、藤沢武夫、牧野茂ほか
【スペシャルインタビュー】
鈴木敏夫、三谷幸喜

大特集は「日本の軍師100人」。50歳以上の読者1000人にアンケートを行った理想の軍師ランキングから、写真で見る黒田官兵衛の実像、日本史を動かした10人の軍師の逸話など「軍師」というキーワードをあらゆる側面から検証した充実のMOOKです。季刊毎に内容が変わるのですが、大特集「日本の軍師100人」では、山本五十六などが登場しており軍師というよりもNo.2特集の色が強いかも。軍師=切れ者という考えが一般的だが調整型、引き出し型などいろいろな型があるみたい。スペシャル対談「軍師の条件:半藤一利×保阪正康」では、優れた軍師とは私心が無く分をわきまえ功を求めず、決断を下すのは自分の仕える人物で黒子に徹する事が絶対条件であるよう。歴史上の人物の内容が多かったが現代を生きる方々の寄稿も寄せられていた。自衛隊幕僚経験者の寄稿は非常に参考になりました。司令と幕僚(昔で言う参謀)は、そもそも価値の判断基準が異なるので意見の相違は当たり前という指摘はサラリーマンにも言えると思います。太田光代氏の寄稿も面白く、氏への印象が変わった。普段はあまり読まない経済人の特集やインタビューも読むことができて面白かった。色んな視点で楽しめる本です。
- 関連記事
-
- (近代日本の戦術家⑥)異形の将軍―田中角栄の生涯〈上・下〉/津本陽(著) (2018/03/23)
- (近代日本の戦術家⑤)散るぞ悲しき―硫黄島総指揮官・栗林忠道/梯久美子(著) (2018/03/22)
- (近代日本の戦術家④)陸軍の異端児 石原莞爾―東條英機と反目した鬼才の生涯/小松茂朗(著) (2018/03/21)
- (近代日本の戦術家③)天辺の椅子―日露戦争と児玉源太郎 /古川 薫(著) (2018/03/20)
- (近代日本の戦術家②)知将秋山真之―ある先任参謀の生涯/生出寿(著) (2018/03/19)
- (近代日本の戦術家①)聯合艦隊司令長官 山本五十六/半藤一利(著) (2018/03/18)
- (戦国の名参謀⑥)義風堂々!!直江兼続-前田慶次 酒語り- (全10巻)/漫画:武村勇治 原作:原哲夫・堀江信彦 (2018/03/17)
- (戦国の名参謀⑤)文藝春秋 SPECIAL 2013年 12月号/文藝春秋:季刊版 (2018/03/16)
- (戦国の名参謀④)殺生伝 疾風の少年/神永学(著) (2018/03/15)
- (戦国の名参謀③)軍師の生きざま /池波正太郎、隆慶一郎、他 [編者解説/ 末國善己] (2018/03/14)
(2018年メディアミックス作品)3月17日に映画公開される原作&コミック≪ | HOME | ≫(3月の特集本)ホネホネどうぶつえん/文:松田素子 写真:大西成明 監修・解説:西澤真樹子
コメントフォーム

この記事へのトラックバック

この記事のトラックバックURL
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)
(2018年メディアミックス作品)3月17日に映画公開される原作&コミック≪ | HOME | ≫(3月の特集本)ホネホネどうぶつえん/文:松田素子 写真:大西成明 監修・解説:西澤真樹子