(近代日本の戦術家②)知将秋山真之―ある先任参謀の生涯/生出寿(著)

2018/03/19 (Mon)

2014年NHK大河ドラマ『軍師官兵衛』の影響で、
当時、書店にも軍師ブームが到来!
戦国乱世に活躍した天才軍師から、近代日本の偉大なる参謀まで。
彼らの優れた頭脳と魅力的な人物像に迫ります。

肝の座った指揮官と戦略家
近代日本の戦術家

日本海海戦で連合艦隊を勝利に導いた作戦参謀はいかなる人物だったのか。
権威や形式にとらわれず、合理的作戦計画を立案。日露戦争において日本を勝利に導いた海の男の生涯を描く。
【目次】(「BOOK」データベースより)
第1部 (空前の海軍戦術家/恩師八代六郎と親友広瀬武夫/偉兄秋山好古/日本古来の名戦法/秋山流軍学/戦うか、ロシアの属国か/対露戦の連合艦隊司令部/初陣の日清戦争/智名もなく勇功もなし/英傑丁汝昌の最期)/第2部 (一家全滅すとも怨みなし/広瀬少佐とマカロフ中将/危機のなかの東郷/唯一の名航路/天下分け目の黄海海戦/児玉源太郎の神算/「七段構え」の全滅作戦/天気晴朗ナレドモ波高シ/絶好機の「丁字戦法」/智謀湧くがごとし)

日露戦争中、連合艦隊参謀として日本の約2倍の兵力のロシア艦隊をほぼ全滅にいたらせた作戦の参謀、秋山真之。日露戦争はロシアに植民地にされそうな時、国民皆で立ち上がった一か八かの戦いでした。それを勝利に導いた一人の若い参謀の話ですが、出てくる人みんな必死に戦ってて熱くなります。士官学校を主席で卒業し、連合艦隊の参謀として日露開戦を勝利に導くまでの彼の躍進ぶりはよく耳にするが、その後の消息は大まかにしか伝えられない。この本も生い立ちから日露戦までを主としており、「坂の上の雲」よりも淡々として描いている。瀬戸内海海賊の兵法書からヒントを得て考えだした「丁字戦法」などに触れながら、智謀湧くが如しといわれた戦術家の生涯を追う。
秋山真之(あきやま さねゆき、旧字体: 秋山眞之)
慶応4年3月20日(1868年4月12日) - 大正7年(1918年)2月4日):伊予松山にて誕生。
日本の海軍軍人。最終階級は海軍中将。位階勲等功級は従四位勲二等功三級。
勲二等旭日重光章、功三級金鵄勲章を授与された。
幼名は淳五郎(じゅんごろう)。
三兄は「日本騎兵の父」と云われた陸軍大将の秋山好古、次兄は朝鮮京城電気重役の岡正矣。子は4男2女。元参議院議員・大石尚子は、真之の孫(二女・宜子の長女)。
生出寿(オイデヒサシ)
┣大正15年3月、栃木県に生まれる。
┣海軍兵学校74期。海軍少尉。東京大学文学部仏文科卒。
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