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(近代日本の戦術家④)陸軍の異端児 石原莞爾―東條英機と反目した鬼才の生涯/小松茂朗(著)

kage

2018/03/21 (Wed)

知性を武器に活躍した軍師たち

2014年NHK大河ドラマ『軍師官兵衛』の影響で、

当時、書店にも軍師ブームが到来!

戦国乱世に活躍した天才軍師から、近代日本の偉大なる参謀まで。

彼らの優れた頭脳と魅力的な人物像に迫ります。

アイコンりす今回の書籍案内人・・・・Arika

肝の座った指揮官と戦略家
近代日本の戦術家

 陸軍の異端児 石原莞爾―東條英機と反目した鬼才の生涯/小松茂朗(著)

陸軍の異端児 石原莞爾―東條英機と反目した鬼才の生涯

東條英機と反目した風雲児の生涯を描く!「王道楽土」「五族協和」の旗印を掲げて満蒙の曠野に理想郷を建設すべく満州事変を企画演出し、主役までも演じて新国家を誕生させながら理想と現実の乖離に苦悩し、失意の日々を送る世紀の風雲児の生涯。


Arikaアイコン(小)1新国家を誕生させながら
理想と現実の乖離に苦悩し、失意の日々を送る世紀の風雲児の生涯

”帝国陸軍の異端児”と渾名がつくほどの変わり者であり、満州国建国を通じて”東洋のアメリカ”を目指した石原莞爾。歴史的評価は横に置くとして、石原莞爾は、圧倒的なリーダーシップがある。そのリーダーシップを支える芯の様な物がある人だ。人として生きていく信念や理念がくっきりと見える。明治〜昭和初期の人達ってこんな人が多い。 先見性あり、指導力抜群、人に対して繊細、才能の人だ。が、しかし、非常に残念ながら組織人として、いまひとつなおじさんだっただろう。本質的とはいえ、損得なく歯に絹着せぬ発言をすれば、上司からも煙たがられるのは仕方がない。 戦争請負人。戦争計画のプロ。負けない戦争。ただその戦争が後の世の中にどんな影響をもたらしたのか。 『生涯連隊長』兵と共に生きる。 「彼の意見を採用していたら第二次大戦の参加は避けられたであろう」と言われた昭和陸軍の奇才の戦略と生涯を辿る。


石原莞爾(いしわら かんじ)
明治22年(1889年)1月18日 (戸籍の上では17日)- 昭和24年(1949年)8月15日)
日本の陸軍軍人。最終階級は陸軍中将。
栄典は正四位・勲一等・功三級。
「世界最終戦論」など軍事思想家としても知られる。
「帝国陸軍の異端児」の渾名が付くほど組織内では変わり者だった。
関東軍作戦参謀として、板垣征四郎らとともに柳条湖事件を起し満州事変を成功させた首謀者であるが、後に東條英機との対立から予備役に追いやられ、病気及び反東條の立場が寄与し戦犯指定を免れた。



小松茂朗
┣大正5(1916)年5月20日―平成10(1998)年11月30日
┣出生地:長野県塩尻市片丘
┣学歴〔年〕:中央大学法学部〔昭和18年〕卒
┣昭和・平成期のノンフィクション作家 日本文芸振興協会会長。
┣主な受賞名〔年〕:日本作家クラブ賞(第5回)〔昭和52年〕「街の砂漠で」
┣経歴:昭和18年読売新聞入社。のち東京新聞に移り、社会部記者。19年応召、満洲孫呉電信隊入隊。シベリア抑留を経て、23年帰還、東京新聞に復社。社会部記者、社会部次長などののち、35年支局長を最後に退社。その後、建設会社と旅行会社を設立し社長を務める。52年第1作「街の砂漠で」により第5回日本作家クラブ賞受賞。以後、執筆活動に入る。54年日本文芸振興会を設立、56年には“日本文芸大賞”を設けた。平成4年米国ケンシントン大学日本校客員教授に就任。主な著書に「地方政治の夜明け」「恩田杢流経営術」「シベリヤ鎮魂歌・遠きダモイ」「さらば大連」「シベリヤ最期の帰還兵」「シベリヤ黙示録」「石原莞爾」など。平成2年法務省人権擁護委員千葉県連合会より“国民の人権擁護と人権思想の普及高揚に貢献した功績は多大”として表彰された。



Arika報告書v
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東條英機と反目した風雲児の生涯
権力に一切媚びずに自分の信念通りに我が道を行った人

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目漱石の「坊っちゃん」を連想させるような、正に我が道を行った人。とにかく石原莞爾ほど、「この人のように生きたい!!」と強烈に思わせられた人物はいない。 彼の、強きをくじき、弱きを慈しむ態度は、人類の模範であると確信している。 彼の尊敬すべき所はここだけではない。人格者であると同時に、他の追随を許さない超越した見識と頭脳を持っている。 天は二物を与えずと言うが、天は石原には、かくも優しい心と、かくも素晴らしい頭脳の二物を与えたられたようだ。
こうした人間評価のプラスマイナスは、どれほどその人が魅力的であったのかの裏返しではないだろうか。決して、小さくまとまった人にはそんな言われようはされないはず。 満州事変の首謀者としてクローズアップされることの多い石原だが、策謀家石原というより、本書では人間石原を明らかにしようとしている。 おおよそ軍規ひとつに縛られず、より現実的かつ合理的、それでいて人情味溢れる指揮官なら、喜んで石原信者は増えるだろうな、と。石原が参謀長で太平洋戦争戦ったらどうであったろうか。権力に一切媚びずに自分の信念通りに行動出来る帝国陸軍の異端児の一代記。少し偏った表現と思しき感じはしたものの石原莞爾の人柄は素晴らしかった。まさに天才。何はともあれ、本書を読んだ読者は石原の人格と思想・思考、その生き様に魅了される事は間違いないだろう。

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