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(オトナ女子が読みたいエロ系文庫:映画)マンガ肉と僕 /朝香 式(著)

kage

2018/03/27 (Tue)

オトナ女子R15あ

世の中には星の数ほどの文学賞がありますが、最近「女性による女性のためのR-18文学賞」という名前の文学賞を受賞した作家の作品をよく読んでいる気がします。

書くのも読むのも女性限定!

「女による女のためのR-18文学賞」は、新潮社が主催する公募新人文学賞です。

単にR-18文学賞ともいわれる。

これじゃ、女はイケないでしょ―――。「女による女のためのR-18文学賞」創設のきっかけは、男性視点の官能小説に異を唱える、女性編集者たちのそんな声だったという。女性が自然に感じることのできる性をテーマにした小説の追求―――だがそれは、その趣旨に創作意欲を刺激された新たな書き手たちによって独自の進化を遂げていった。

ちょっとディープなものから日常的な気分に寄り添えるものまで枝分かれし、気負いなく性を読むことのできる作品が次々と登場している女性向けエロ系文庫の盛況ぶり。かつて男性のものだったエロ小説は、今や女子の手中に!?どんどん進化を遂げる、その奥深い魅力に迫ります!

アイコン・リス今回の書籍案内人・・・・Arika

映画になった「R-18文学賞」受賞作品3/5

第12回(2013年度)R-18文学賞大賞
 マンガ肉と僕 /朝香 式(著)

マンガ肉と僕

Arikaアイコン(小)1大学時代、僕の部屋を占拠したデブで不潔な「肉女」。
10年後、アイツは全く別の姿で現われた。 

大学時代、僕をパシリにし部屋を占拠した、デブで不潔な「肉女」。10年後、ヤツはまったく別の姿で僕の前に現われた。肉が食べられない「アルパカ男」、バーのマスター「ペリカン」、僕の前で壊れていった元恋人…一癖も二癖もある男と女が紡ぎ出す、正解のない関係性の物語。第12回「R‐18文学賞」大賞受賞作。 個性的な男女が繰り広げる恋愛模様を、ユーモラス溢れる文章で綴られた短編集です。

「お前なんかよりずっと必死だからな」そう言ってワタベの元を去っていった肉女がサトミで、そこから繋がるとても個性的な人達。アルパカにペリカンに水玉チェックの格子丸。面白い(笑)「自分を肯定してないから他人も肯定できない、だから他人への評価がゼロでさり気なくでも確実に人を傷つける 優しい悪魔」って言い放った壊れた菜子の言葉が案外まともで…妻子を捨てる悩みなどみじんも見せずに一直線なアルパカ男が、悪い意味でまっすぐすぎて見ていられなかった。あり得ない感じだが、人間の根底にあるものを描いていると思います。伏線回収しきれてないかなと思うところはあったのですが、頭に残るというか、インパクトがあるというか、とても内容はかなり面白かったです。てっきりもっとドロドロするかと思えば意外にあっさりハッピー(?)エンド。みっくんとメンヘラ女の再会の話が痛快です。マンガ肉女の行方がすっごく気になって仕方がなかったが、最後に雨があがりそうでほの字です。いい本に出会えた。 文学賞を受賞した表題作はいまいちピンとこなかったけれど、独特な比喩表現がだんだん癖になった。「(下手すぎて)歌うと道に迷っているみたいな気分になる」「新品の付箋みたいにびっしりと重なった不安たちを、一枚ずつ剥がしてきたのだ」誠実とは相対的なもので、相手の数だけ自分がいる、という部分、自分が思っていたことを文字にされていて驚いた。

朝香 式(あさか しき)
┣1971年、愛知県生まれ。
┣2013年、短編「マンガ肉と僕」で第12回女による女のためのR-18文学賞大賞を受賞する(読者賞受賞は、森美樹の「朝凪」)。
┣2016年、「マンガ肉と僕」が杉野希妃監督で映画化された。
┣学生の頃、作家に憧れて小説を書いていたという。好きな作家として、パウロ・コエーリョを挙げている。
┣好きなアーティストとして、デヴィッド・リンチ、キース・ジャレットを挙げている。
┣趣味は、DVD鑑賞、ジャズ鑑賞、旅行、北欧食器・やきものの収集など。



Arikaシネマ2014b5

劇場公開日: 2016年2月13日
 映画『R-18文学賞vol.3 マンガ肉と僕』

女優・杉野希妃の長編映画初監督、主演作。

三浦貴大演じる気が弱く引っ込み思案の青年ワタベ、特殊メイクを施した杉野演じる太る女・サトミ、徳永えり演じる愛に依存する女たちの物語を描く。


マンガ肉と僕 Kyoto Elegy [DVD]

■映画ストーリー
京都に暮らす孤独な大学生のワタベ(三浦貴大)と、太っているために同じ大学の生徒に後ろ指をさされているサトミ(杉野希妃)。分け隔てなく接してくれるワタベの優しさにつけ込んだサトミは、ワタベの家に転がり込み、やがて支配しようとする。そんな中、ワタベはアルバイト先で知り合った菜子(徳永えり)に好意を持つ一方で、サトミの過去を知ることとなり……。

★映画チェック★
女による女のためのR-18文学賞を受賞した朝香式の小説を基に、『ほとりの朔子』などで女優やプロデューサーとして活躍する杉野希妃が初の長編監督に挑戦したドラマ。秘密を抱える太った女性をめぐり、孤独な青年と女性の奇妙な関係を描く。杉野は出演を兼ね、『リトル・フォレスト』シリーズなどの三浦貴大と『春との旅』などの徳永えりが共演。「女性が男性に嫌われるために太る」という一つの考え方と、「差別」「抗う女たち」といったテーマを掲げ、人の心理を繊細につづる世界観に注目。

■スタッフ
監督・プロデューサー: 杉野希妃
原作: 朝香式
エグゼクティブプロデューサー: 奥山和由
プロデューサー: 中村直史
コプロデューサー: 小野光輔
撮影監督: 高間賢治
編集: リー・チャータメーティクン
脚本: 和島香太郎
音楽: 富森星元
製作年:2014年
製作国:日本
日本公開:2016年2月13日 (新宿K's cinemaほか)
上映時間:1時間34分
製作・配給:KATSU-do
企画:チームオクヤマ
制作協力・配給:和エンタテインメント
制作プロダクション:よしもとクリエイティブ・エージェンシー
企画協力:新潮社 / 「女による女のためのR-18文学賞」運営事務局

■キャスト
ワタベ: 三浦貴大
サトミ: 杉野希妃
菜子: 徳永えり
さやか: ちすん
--:大西信満
--:太賀
--:宮本裕子
--:徳井義実






「女による女のためのR‐18文学賞」とは?

新潮社が主催する”女による、女のための”公募新人文学賞。選考委員、編集者、ウェブ上での読者投票と、選考もすべて女性。2002年、賞設立時は、「女性が書く、性をテーマにした小説」を募集していたが、女性が性について書くことは珍しいことではなくなり、多くの書き手が生まれたことから、一定の社会的役割を果たしたと、第11回より、「女性ならではの感性を生かした小説」と、募集テーマをリニューアル(官能をテーマとした作品も引き続き受け付ける)。第14回からは、選考委員に友近が加わり、友近賞が新設された。豊島ミホ、宮木あや子、窪美澄、吉川トリコなど、女性の秘めた感覚をこまやかに描き出す人気作家を輩出している。受賞作は、『小説新潮』『yom yom』に掲載されている。受賞者には、正賞として大賞30万円、読者賞10万円が、副賞として体脂肪計付ヘルスメーターが贈られる。

書くのも読むのも女性限定!
応募は女性に限定、新潮社の女性編集者が第一次・第二次選考を担当した後、三浦しをんさんと辻村深月さんの二人の女性作家が選考委員として、選ばれた候補作品の中から大賞を決定いたします。

読者も参加できる!
書くことはできないけれど、読むのは大好き、という読者のために「読者賞」を設けました。Web上で最終候補作品を公開し、女性読者限定で感想コメントを募集します。

年齢制限なし!
「R-18」、つまりあくまで大人が楽しめる作品を求めますが、応募に年齢制限はありません。15歳の熟女でも、80歳の少女でもOKです。ドンドン応募して下さい。

選考委員
┣【第1回】光野桃、山本文緒第
┣【2回 - 第5回】山本文緒、角田光代
┣【第6回 - 第10回】山本文緒、角田光代、唯川恵
┣【第11回 - 第13回】三浦しをん、辻村深月
┣【第14回 -】三浦しをん、辻村深月、友近



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