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(オトナ女子が読みたいエロ系文庫)第2回(2003年度)R‐18文学賞受賞作

kage

2018/03/31 (Sat)

オトナ女子R15あ

世の中には星の数ほどの文学賞がありますが、最近「女性による女性のためのR-18文学賞」という名前の文学賞を受賞した作家の作品をよく読んでいる気がします。

書くのも読むのも女性限定!

「女による女のためのR-18文学賞」は、新潮社が主催する公募新人文学賞です。

単にR-18文学賞ともいわれる。

これじゃ、女はイケないでしょ―――。「女による女のためのR-18文学賞」創設のきっかけは、男性視点の官能小説に異を唱える、女性編集者たちのそんな声だったという。女性が自然に感じることのできる性をテーマにした小説の追求―――だがそれは、その趣旨に創作意欲を刺激された新たな書き手たちによって独自の進化を遂げていった。

ちょっとディープなものから日常的な気分に寄り添えるものまで枝分かれし、気負いなく性を読むことのできる作品が次々と登場している女性向けエロ系文庫の盛況ぶり。かつて男性のものだったエロ小説は、今や女子の手中に!?どんどん進化を遂げる、その奥深い魅力に迫ります!

アイコンりす今回の書籍案内人・・・・Arika

■歴代受賞作品
第2回(2003年度)R‐18文学賞受賞作

大賞:30万円
読者賞:10万円
選考委員:山本文緒・角田光代

大賞2第2回(2003年) 大賞受賞 …該当作なし


優秀賞1第2回(2003年) 優秀賞受賞
 パートナー/正木陶子(著)

パートナー

Arikaアイコン(小)1第2回R18文学賞優秀賞受賞作!
幼なじでお隣に住む高校生同士が自宅で交わる、それ以上でもそれ以下でもない話。している行為は同じなのに、健と先輩とは何もかもが違う。唇も手も指もすりつける肌も、ただただ気持ちがいい。親が帰ってくるまでの数時間、私たちはベッドで求め合う。あたらしく試したディープ・キスは、立ち上がれないほどに私をめろめろにして……。恋人じゃない、一番気楽で、最高のパートナー。頭をからっぽにして、最後まで浸っていられるのは相手が幼なじみだからこそ。さらっと理知的な語り口、読後がさわやかな読み心地。


正木陶子(まさき・とうこ)
┣1967年、仙台市生まれ。
┣趣味の読書で読むのはもっぱらミステリーかホラー。
┣愛読書は京極夏彦の「京極堂シリーズ」。



👑第2回(2003年) 読者賞
 そして俺は途方に暮れる/渡辺やよい(著)

そして俺は途方に暮れる

Arikaアイコン(小)1絵里子、37歳、独身―21歳の俺にとって、最愛の人?
過激な性描写を通して描く、心と肉体の不均衡 

漫画家が小説に挑戦した作品。表題作を含め、この話にでてくる男女はセックスばかりしているように思えます。事実そうなのですが。でも、彼らは皆、ココロのなにかが足りないどこかが空っぽで、それを埋めるべくカラダとカラダを重ね合わせているのです。そして、それは二人が結び会わされる一瞬、満たされるかのように思われるのですが、次の瞬間、あっという間にもとどおりのぽっかりした穴が空いてしまうのです。何度繰り返しても同じこと、ココロはカラダを裏切り続けるのです。なぜ、一人でいられないのか、なぜ、誰かと結びつきたいと人は願うのか。そういうことは、この話の中の男女はいっさい考えてはませんが。ただ、その人でなければいけないような気がして、お互い求め合うだけです。男と女、なにが正解かなにが間違いか、実は作者にも分かりません。ただ、人の営みの哀しさとおかしさを少しでもすくいとれたら、と思っています。「レディコミの女王」による“官能&倒錯”の新境地。第2回女による女のためのR‐18文学賞読者賞受賞。やわらかくて、やらしくて、どこか切ないそんな話達でした。


渡辺やよい(わたなべ・やよい)
┣3月18日生れ、A型、東京都出身。
┣早稲田大学教育学部卒。「花とゆめ」で漫画家デビュー。
┣官能レディースコミックで活躍を続け「レディコミの女王」となる。
┣2児の母。
┣著書に、コミック「夜ごと楽園で君と」(太田出版)がある。


候補
「シャワー」志村紫
「鴇色の首飾り」 田中文
「華鵺」 唖猫
「猫にさよなら」原田夏海
「カジュアル」瑤池あさみ

最終候補作7篇
一次選考通過作31作
応募総数423篇


「女による女のためのR‐18文学賞」とは?

新潮社が主催する”女による、女のための”公募新人文学賞。選考委員、編集者、ウェブ上での読者投票と、選考もすべて女性。2002年、賞設立時は、「女性が書く、性をテーマにした小説」を募集していたが、女性が性について書くことは珍しいことではなくなり、多くの書き手が生まれたことから、一定の社会的役割を果たしたと、第11回より、「女性ならではの感性を生かした小説」と、募集テーマをリニューアル(官能をテーマとした作品も引き続き受け付ける)。第14回からは、選考委員に友近が加わり、友近賞が新設された。豊島ミホ、宮木あや子、窪美澄、吉川トリコなど、女性の秘めた感覚をこまやかに描き出す人気作家を輩出している。受賞作は、『小説新潮』『yom yom』に掲載されている。受賞者には、正賞として大賞30万円、読者賞10万円が、副賞として体脂肪計付ヘルスメーターが贈られる。

書くのも読むのも女性限定!
応募は女性に限定、新潮社の女性編集者が第一次・第二次選考を担当した後、三浦しをんさんと辻村深月さんの二人の女性作家が選考委員として、選ばれた候補作品の中から大賞を決定いたします。

読者も参加できる!
書くことはできないけれど、読むのは大好き、という読者のために「読者賞」を設けました。Web上で最終候補作品を公開し、女性読者限定で感想コメントを募集します。

年齢制限なし!
「R-18」、つまりあくまで大人が楽しめる作品を求めますが、応募に年齢制限はありません。15歳の熟女でも、80歳の少女でもOKです。ドンドン応募して下さい。

選考委員
┣【第1回】光野桃、山本文緒第
┣【2回 - 第5回】山本文緒、角田光代
┣【第6回 - 第10回】山本文緒、角田光代、唯川恵
┣【第11回 - 第13回】三浦しをん、辻村深月
┣【第14回 -】三浦しをん、辻村深月、友近



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