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(オトナ女子が読みたいエロ系文庫)第7回(2008年度)R‐18文学賞受賞作

kage

2018/04/05 (Thu)

オトナ女子R15あ

世の中には星の数ほどの文学賞がありますが、最近「女性による女性のためのR-18文学賞」という名前の文学賞を受賞した作家の作品をよく読んでいる気がします。

書くのも読むのも女性限定!

「女による女のためのR-18文学賞」は、新潮社が主催する公募新人文学賞です。

単にR-18文学賞ともいわれる。

これじゃ、女はイケないでしょ―――。「女による女のためのR-18文学賞」創設のきっかけは、男性視点の官能小説に異を唱える、女性編集者たちのそんな声だったという。女性が自然に感じることのできる性をテーマにした小説の追求―――だがそれは、その趣旨に創作意欲を刺激された新たな書き手たちによって独自の進化を遂げていった。

ちょっとディープなものから日常的な気分に寄り添えるものまで枝分かれし、気負いなく性を読むことのできる作品が次々と登場している女性向けエロ系文庫の盛況ぶり。かつて男性のものだったエロ小説は、今や女子の手中に!?どんどん進化を遂げる、その奥深い魅力に迫ります!

アイコンりす今回の書籍案内人・・・・Arika

■歴代受賞作品
第7回(2008年度)R‐18文学賞受賞作

大賞:30万円
読者賞:10万円
選考委員:唯川恵・ 山本文緒・ 角田光代


大賞2第7回(2008年)大賞受賞
 自縄自縛の二乗(『自縄自縛の私』所収)/蛭田亜紗子(著)

自縄自縛の私 (新潮文庫)

刊行時「自縄自縛の私」に改題

Arikaアイコン(小)1不器用な”私”と性が愛おしい。
誰もが秘密にしながらも心のどこかでは誰かに理解されたがっている

縄はどんな抱擁よりもきつく、私の躰と心を抱きとめる――仕事に追われ、ストレスの募る日々の中、自分を縛ることを密かな楽しみにしている”私”。それは次第に大胆になってきて……第7回「R‐18文学賞」大賞を受賞した表題作をはじめ、ちょっと変わった性癖を持った女の子たちを描いた全6編を所収。

D01-g031.gif(オトナ女子が読みたいエロ系文庫:映画)自縄自縛の私/蛭田亜紗子(著) 【2018/03/25】




👑第7回(2008年) 読者賞
 16歳はセックスの齢(『ここは退屈迎えに来て』所収)/山内マリコ(著)

ここは退屈迎えに来て (幻冬舎文庫)

作品発表時
「In your dreams.」に改題

Arikaアイコン(小)1フレッシュな感性と技が冴えわたるデビュー作は、
「R-18文学賞」読者賞受賞作「十六歳はセックスの齢」を含む連作小説集 

そばにいても離れていても、私の心はいつも君を呼んでいる―。都会からUターンした30歳、結婚相談所に駆け込む親友同士、売れ残りの男子としぶしぶ寝る23歳、処女喪失に奔走する女子高生…ありふれた地方都市で、どこまでも続く日常を生きる8人の女の子。居場所を求める繊細な心模様を、クールな筆致で鮮やかに描いた心潤う連作小説。

地方都市に生まれた女の子たちが、ため息と希望を落とした8つの物語。90年代地方の少女たちの鬱屈と葛藤、東京などの「ここではない夢の」土地への渇望と地元への嫌悪など。本作でデビューしたそうでなかなかの書き手なのは、時代のディティールや地方出身者の共有する感情などの描写でわかる。彼女らの心情はよく分かるのだ。あるある感はわかるし軽く読みやすく、似たような感情を持つ持った人たちにはピッタリだろう。自分が何歳か、どこに住んでいるかで感想が変わりそうな1冊。彼らの閉塞感や焦燥感がひしひしと伝わってくる。ここは退屈。迎えに来て。いつどこで生まれるかで人生大きく違うのになにひとつ選べない。自分の力で変えていくには覚悟がいる。椎名達と近い世代なのでサブカルの部分面白かった。


山内マリコ(やまうち・まりこ)
┣1980年11月20日生れ。
┣富山県出身。
┣大阪芸術大学映像学科卒。
┣ 京都での店員生活、ライター生活を経て、愛猫を連れて東京へ漂着。


候補
「たままゆ」 彩瀬まる
「真夜中の孔雀茶屋」 山田華
「ワタシゴノミ」 円山蛇
「聖橋マンゴーレイン」 飯田麻子

最終候補作6篇
一次選考通過作54作


「女による女のためのR‐18文学賞」とは?

新潮社が主催する”女による、女のための”公募新人文学賞。選考委員、編集者、ウェブ上での読者投票と、選考もすべて女性。2002年、賞設立時は、「女性が書く、性をテーマにした小説」を募集していたが、女性が性について書くことは珍しいことではなくなり、多くの書き手が生まれたことから、一定の社会的役割を果たしたと、第11回より、「女性ならではの感性を生かした小説」と、募集テーマをリニューアル(官能をテーマとした作品も引き続き受け付ける)。第14回からは、選考委員に友近が加わり、友近賞が新設された。豊島ミホ、宮木あや子、窪美澄、吉川トリコなど、女性の秘めた感覚をこまやかに描き出す人気作家を輩出している。受賞作は、『小説新潮』『yom yom』に掲載されている。受賞者には、正賞として大賞30万円、読者賞10万円が、副賞として体脂肪計付ヘルスメーターが贈られる。

書くのも読むのも女性限定!
応募は女性に限定、新潮社の女性編集者が第一次・第二次選考を担当した後、三浦しをんさんと辻村深月さんの二人の女性作家が選考委員として、選ばれた候補作品の中から大賞を決定いたします。

読者も参加できる!
書くことはできないけれど、読むのは大好き、という読者のために「読者賞」を設けました。Web上で最終候補作品を公開し、女性読者限定で感想コメントを募集します。

年齢制限なし!
「R-18」、つまりあくまで大人が楽しめる作品を求めますが、応募に年齢制限はありません。15歳の熟女でも、80歳の少女でもOKです。ドンドン応募して下さい。

選考委員
┣【第1回】光野桃、山本文緒第
┣【2回 - 第5回】山本文緒、角田光代
┣【第6回 - 第10回】山本文緒、角田光代、唯川恵
┣【第11回 - 第13回】三浦しをん、辻村深月
┣【第14回 -】三浦しをん、辻村深月、友近



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