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2015年度『本屋大賞』結果発表! 全国の書店員さんが選んだ、いちばん売りたい本はコレだ!!

kage

2015/05/01 (Fri)

Arika本屋大賞1
2015

賞をとって話題になった本や漫画には、人を惹きつける魅力がある。

2004年に開始した『本屋大賞』に注目!

大賞作品はもちろん、ノミネート作品もみんなが知っている作品も多い!



Arika本屋大賞掲示板

『本屋大賞』とは、過去一年の間に刊行された日本の小説の中から、新刊書の書店で働く書店員が実際に読んで、「面白かった」「お客様にも薦めたい」「自分の店で売りたい」と感じた本を選び、投票で決定するものです。

「本屋大賞」の選考方法や選考委員などを分かりやすくイラスト付きでご説明。
        
本屋大賞作品をプレイバック!・・・『本屋大賞』ってなに?


■2015年度選考期間:2014年11月〜2015年4月

第12回目となる2015年本屋大賞は2014年11月から一次投票を開始。一次投票には全国461書店580人、二次投票には286書店より342人もの投票がありました。二次投票ではノミネート作品をすべて読んだ上でベスト3を推薦理由とともに投票しました。


その結果、2015年本屋大賞に、『鹿の王』上橋菜穂子(KADOKAWA 角川書店)が決まりました。



Arikaメダル1  大賞
 鹿の王(KADOKAWA 角川書店)/上橋菜穂子(著)

383点

鹿の王文庫全4巻セット(角川文庫)

2015年本屋大賞受賞作!

父娘の壮大な冒険が、いまはじまる――!


強大な帝国・東乎瑠(ツオル)から故郷を守るため、死兵の役目を引き受けた戦士団“独角”。妻と子を病で失い絶望の底にあったヴァンはその頭として戦うが、奴隷に落とされ岩塩鉱に囚われていた。ある夜、不気味な犬の群れが岩塩鉱を襲い、謎の病が発生。生き延びたヴァンは、同じく病から逃れた幼子にユナと名前を付けて育てるが!? たったふたりだけ生き残った父と子が、未曾有の危機に立ち向かう。壮大な冒険が、いまはじまる――。

謎の病で全滅した岩塩鉱を訪れた若き天才医術師ホッサル。遺体の状況から、二百五十年前に自らの故国を滅ぼした伝説の疫病“黒狼熱”であることに気づく。征服民には致命的なのに、先住民であるアカファの民は罹らぬ、この謎の病は、神が侵略者に下した天罰だという噂が流れ始める。古き疫病は、何故蘇ったのか―。治療法が見つからぬ中、ホッサルは黒狼熱に罹りながらも生き残った囚人がいると知り…!?

何者かに攫われたユナを追い、“火馬の民”の集落へ辿り着いたヴァン。彼らは帝国・東乎瑠の侵攻によって故郷を追われ、強い哀しみと怒りを抱えていた。族長のオーファンから岩塩鉱を襲った犬の秘密と、自身の身体に起こった異変の真相を明かされ、戸惑うヴァンだが…!?一方、黒狼熱の治療法をもとめ、医術師ホッサルは一人の男の行方を追っていた。病に罹る者と罹らない者、その違いは本当に神の意思なのか―。

岩塩鉱を生き残った男・ヴァンと、ついに対面したホッサル。人はなぜ病み、なぜ治る者と治らぬ者がいるのか―投げかけられた問いに答えようとする中で、ホッサルは黒狼熱の秘密に気づく。その頃仲間を失った“火馬の民”のオーファンは、故郷をとり戻すべく最後の勝負を仕掛けていた。病む者の哀しみを見過ごせなかったヴァンが、愛する者たちが生きる世界のために下した決断とは―!?上橋菜穂子の傑作長編、堂々完結!

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『大賞』受賞作品を読んでみました。

Arikaアイコン(小)1わたしたちはこの冷たい世界で、哀しみを抱えながら生きていくのだ‼
わたしたちはこの冷たい世界で、哀しみを抱えながら生きていくのだ‼ 最強の帝国から故郷を守るため、死兵となった戦士団(独角)。その頭であったヴァンは、岩塩鉱に囚われていた。その夜、犬たちが岩塩鉱を襲い、謎の病が発生する。その隙に逃げ出したヴァンは幼い少女を救うのだが!?たったふたりだけ生き残った父と子が、よみがえりし病に挑む。架空世界を舞台にしているのにリアルな小説を書く上橋菜穂子の書く、秘な医療サスペンスにして、壮大なる冒険小説。

1巻は、まだまだ序盤なので読者にも事態の詳細は分からず、凶事は深く静かに進行していく。その緊迫した状況をほぐしてくれるのが、ヴァン達の暮らしです。匂いや音までも感じ取れそうなほどに繊細な描写は、読めば読むほど穏やかな気分にさせてくれる。またユナが、ほんとに愛らしくって読んでて思わず頬を緩ませてしまいました。

2巻からは、登場人物(特にカタカナ名)が増え、もう一人の主人公であるホッサルの描写が多め。彼の陣営の話を読んでいると、本当に人は長い事かけて病魔と闘ってきたんだなあと、現実の医療に関わる人達に頭が下がる思いです。ファンタジーなのに、このホッサル側の話は医療小説(特に臨床医を描いた)のような感じでもあり、主人公が代わるごとに、別の作品を読んでいるような感覚にも…。話としては〈承〉の段階。当初から不自然なものを感じさせてきた黒狼熱だが、やはり何某かの思惑が絡んでいた。ここからどう転がっていくのか、楽しみでならない。2巻の最後には、夏川草介の解説が載っていますが、これも良かった。

確かにファンタジー作品ではあるのですが、ファンタジーなのは男女登場人物がみな能力が高くてかっこいいところぐらいでしょうか?



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 サラバ!(小学館)/西加奈子(著)

310.0点

サラバ! 上 (小学館文庫)

サラバ! 中 (小学館文庫)

サラバ! 下 (小学館文庫)

僕はこの世界に左足から登場した―。

【上】圷歩は、父の海外赴任先であるイランの病院で生を受けた。その後、父母、そして問題児の姉とともに、イラン革命のために帰国を余儀なくされた歩は、大阪での新生活を始める。幼稚園、小学校で周囲にすぐに溶け込めた歩と違って姉は「ご神木」と呼ばれ、孤立を深めていった。そんな折り、父の新たな赴任先がエジプトに決まる。メイド付きの豪華なマンション住まい。初めてのピラミッド。日本人学校に通うことになった歩は、ある日、ヤコブというエジプト人の少年と出会うことになる。

【中】両親の離婚、そして帰国。母の実家のそばに住む母子三人は、次第にバラバラになっていった。母は頻繁に恋人をつくり、サッカーに興じる歩は高校で同級生の須玖に影響を受けていく。姉は、近所に住む矢田のおばちゃんが宗教団体の教祖のように祀り上げられていくなか、そこに出入りするようになった。そして、阪神神戸大震災が起こった。それは歩の生活にも暗い影を落とし、逃げるように東京へ向かう。脳が蕩けるような学生生活を経て、歩はライターになった。だが、その先で、ある取材を依頼される。そこには変わり果てた姉が絡んでいた。

【下】姉・貴子は、矢田のおばちゃんの遺言を受け取り、海外放浪の旅に出る。一方、公私ともに順風満帆だった歩は、三十歳を過ぎ、あることを機に屈託を抱えていく。そんな時、ある芸人の取材で、思わぬ人物と再会する。懐かしい人物との旧交を温めた歩は、彼の来し方を聞いた。ある日放浪を続ける姉から一通のメールが届く。ついに帰国するという。しかもビッグニュースを伴って。歩と母の前に現れた姉は美しかった。反対に、歩にはよくないことが起こり続ける。大きなダメージを受けた歩だったが、衝動に駆られ、ある行動を起こすことになる。



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 ハケンアニメ!(マガジンハウス)/辻村深月(著)

309.5点

ハケンアニメ! (マガジンハウス文庫)

人気声優の花澤香菜さん、小林ゆうさん、雨宮天さんも絶賛!

アニメを熱くする仕事人たちの感動の物語


「どうして、アニメ業界に入ったんですか?」
男も女もない過酷な現場で、目の前の仕事に打ち込むプロたちが、追い求めるものはいったい何なのか?
監督・プロデューサー・声優・アニメーターたちが登場。
辻村深月が紡ぎ出す最高に刺激的なお仕事小説!

★文庫版特典として、スピンオフ作品「執事とかぐや姫」収録★
★アニメ界を牽引する新房昭之監督とのスペシャル対談も収録★

彼女は、猛獣使い? 女王様?
それとも軍隊アリ?

(ストーリー概要)
1クールごとに組む相手を変え、新タイトルに挑むアニメ制作の現場は、新たな季節を迎えた。
伝説の天才アニメ監督・王子千晴を口説いたプロデューサー・有科香屋子は、早くも面倒を抱えている・・・。
同クールには気鋭の監督・斎藤瞳と敏腕プロデューサー・行城理が手掛ける話題作もオンエアされる。

ファンの心をつかむのはどの作品か。
声優、アニメーターから物語の舞台まで巻き込んで、熱いドラマが舞台裏でも繰り広げられる――。



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 本屋さんのダイアナ(新潮社)/柚木麻子(著)

239.0点

本屋さんのダイアナ (新潮文庫)

私の名は、大穴(ダイアナ)。おかしな名前も、キャバクラ勤めの母が染めた金髪も、はしばみ色の瞳も大嫌い。けれど、小学三年生で出会った彩子がそのすべてを褒めてくれた――。正反対の二人だったが、共通点は本が大好きなこと。地元の公立と名門私立、中学で離れても心はひとつと信じていたのに、思いがけない別れ道が……。少女から大人に変わる十余年を描く、最強のガール・ミーツ・ガール小説。



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 土漠の花(幻冬舎)/ 月村了衛(著)

236.5点

土漠の花 (幻冬舎文庫)

ソマリアの国境付近で活動する陸上自衛隊第一空挺団の精鋭達。そこに命を狙われている女性が駆け込んだ時、自衛官達の命を賭けた戦闘が始まった。一人の女性を守ることは自分達の誇りを取り戻すことでもあった。極限状況での男達の確執と友情。次々と試練が降りかかる中、生きて帰ることはできるか?一気読み必至の日本推理作家協会賞受賞作!



6位
 怒り(中央公論新社)/吉田修一(著)

231.0点

怒り(上) (中公文庫)

怒り(下) (中公文庫)

信じることの難しさ

整形した殺人犯・山神はどこに?

房総の港町で暮らす愛子、東京で広告の仕事をする優馬、
沖縄の離島へ引越した泉の前に、それぞれ前歴不詳の男が現れる。


八王子の郊外に暮らす若い夫婦が自宅で惨殺され、目撃情報から精緻なモンタージュ写真が作られる。犯人は山神一也、27歳。すぐに全国に指名手配されるも手がかりがないまま1年が過ぎた夏、房総の港町で働く親子、東京の大企業に勤めるゲイの青年、沖縄の離島で母と暮らす少女の前に、身元不詳の男が現れる。当初は訝られながらも、男はほどなく受けいれられていくのだが、警察が整形手術後の山神の写真をテレビ番組で公表したあたりから状況は慌ただしくなる。この男は殺人犯ではないかとの疑念が3者それぞれに湧きあがり、彼らの日常が震えだす──どの男が犯人かわからないまま絶妙な場面転換に従って各地の人間関係の変容を読み進めるうち、気づけば登場人物たちと同じく、私もまた信じることの意味について自問自答していた。

相手を信じきれるかどうかは、突きつめれば、そう信じている自分を信じられるかという問いになる。自分の身を賭すぐらいでなければ、信じきることなどできないのではないか。だから、それとは違う立場の他者や社会に対しては怒りがこみあげる。自分を信じていなければ、本物の怒りも湧いてこない。怒りとは、つまり、自分を信じている証しなのかもしれない。

信じることの難しさと、尊さ。この小説が突きつける問いは禍々しく、ヒリヒリするぐらい切ない。

評者:長薗安浩
(週刊朝日 掲載)




7位
 満願(新潮社)/米澤穂信(著)

185.5点

満願 (新潮文庫)

「もういいんです」人を殺めた女は控訴を取り下げ、静かに刑に服したが…。鮮やかな幕切れに真の動機が浮上する表題作をはじめ、恋人との復縁を望む主人公が訪れる「死人宿」、美しき中学生姉妹による官能と戦慄の「柘榴」、ビジネスマンが最悪の状況に直面する息詰まる傑作「万灯」他、全六篇を収録。史上初めての三冠を達成したミステリー短篇集の金字塔。山本周五郎賞受賞。



8位
 キャプテンサンダーボルト(文藝春秋)/阿部和重・伊坂幸太郎(著)

155.0点

キャプテンサンダーボルト

人生に大逆転はあるのか?

小学生のとき、同じ野球チームだった二人の男。

二十代後半で再会し、
一攫千金のチャンスにめぐり合った彼らは、
それぞれの人生を賭けて、世界を揺るがす危険な謎に迫っていく。

東京大空襲の夜、東北の蔵王に墜落したB29と、公開中止になった幻の映画。

そして、迫りくる冷酷非情な破壊者。

すべての謎に答えが出たとき、動き始めたものとは――

現代を代表する人気作家ふたりが、
自らの持てる着想、技術をすべて詰め込んだエンターテイメント大作。

 

9位
 アイネクライネナハトムジーク(幻冬舎)/伊坂幸太郎(著)

131.0点

アイネクライネナハトムジーク (幻冬舎文庫)

妻に出て行かれたサラリーマン、声しか知らない相手に恋する美容師、元いじめっ子と再会してしまったOL…。人生は、いつも楽しいことばかりじゃない。でも、運転免許センターで、リビングで、駐輪場で、奇跡は起こる。情けなくも愛おしい登場人物たちが仕掛ける、不器用な駆け引きの数々。明日がきっと楽しくなる、魔法のような連作短編集。



10位
 億男(マガジンハウス)/川村元気(著)

42.5点

億男 (文春文庫)

宝くじが当選し、突如大金を手にした一男だが、三億円と共に親友が失踪。

「お金と幸せの答え」を求めて、一男の旅がはじまる!


「お金と幸せの答えを教えてあげよう」。宝くじで三億円を当てた図書館司書の一男は、大富豪となった親友・九十九のもとを訪ねる。だがその直後、九十九が三億円と共に失踪。ソクラテス、ドストエフスキー、福沢諭吉、ビル・ゲイツ。数々の偉人たちの言葉をくぐり抜け、一男のお金をめぐる三十日間の冒険が始まる。





Arika本屋大賞

2013年の『本屋大賞』作品をプレイバック!
2012年の『本屋大賞』作品をプレイバック!
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