(4月の特集本)おはよう!スパンク(全7巻)/原作:雪室俊一、作画:たかなししずえ

2018/04/30 (Mon)
2018年4月の特集本:動物のマンガ①
世の中には、犬が登場する漫画がたくさんあります。
犬好きなら思わず「そうそう!」と頷いたり、自分の飼い犬のことを想像して、思わず泣いてしまったり……。
犬漫画には、笑いや癒しや感動がたくさん詰まっています。
ですが、たくさんありすぎて、どれから読もうか迷ってしまうこともあるのでは?
今月は犬好きさんにおすすめしたい漫画を作品ご紹介します。


主人公と行方不明の父親を繋ぐ手掛かりとしての重要な存在らしい‼
1978年から1982年まで講談社『なかよし』にて連載された雪室俊一原作・たかなししずえ作画による大人気コミック。小学生の頃アニメでやっていてよく観ていました。スパンクの口がハート型なのがキュート♪ちょっと毒舌で天真爛漫なところがかわいくて好きでした。明るい感じの作品ですが、主人公の愛子の父親が行方不明だったり母親も仕事で海外に行ってしまい当時飼ってた愛犬パピーと親戚のお家でお世話になるんですが、パピーはトラックにひかれて死んでしまう…と意外とダークな設定でびっくりします。でも昔の少女漫画って結構何かしら過去がある主人公多いんですよね。そんな悲しみに打ちひしがれる愛子の前に現れたのが、あのへんてこな犬のスパンクなんです。愛子はスパンクによって悲しみを癒し明るさを取り戻していくストーリー。重いテーマは全般的に続いていて、色んな人や物事が思いもよらないところで繋がってるのも、漫画的で面白い。ストーリーがしっかりしすぎてることが意外すぎだし、手違いで手元に来た藤波さんのスパンクを勝手にもらっちゃう愛子の神経はどうなのかと思ったりもしつつ、楽しめました。何分30年以上前の作品なので内容もほとんど記憶にないながら、スパンクのキャラ的に何故か、この作品はギャグ物だと思い込んでいたので、普通のストーリー物だったのにはいまさらながら驚きでした。犬のスパンクが主人公と行方不明の父親を繋ぐ手掛かりとしての重要な存在らしい。彼女は、父親に再会する事が出来るのでしょうか?
ところでスパンクって何犬なんだろう?ってみなさんも気になりますよね?調べてみたら、オールドイングリッシュシープドッグがモデルとのことでした。ええー!!想像してたよりスパンクってデカイんですね(笑)耳が立ってるしパピヨンなどの小型犬とばかり思っていました。
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