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大人本セレクト(139)…コミック3冊[プリンセスメゾン/地獄のガールフレンド /娘の家出」

kage

2018/05/24 (Thu)

■大人だから楽しんで読める、
大人だから読んでほしい様々なジャンルの『大人本セレクト』をレビュー!
Arikaおとな本1
VOL・139

ほん運び大人だからこそ読んでほしい、コミック

 プリンセスメゾン(1-3巻)/池辺 葵

プリンセスメゾン(1) (ビッグコミックス)
小学館 (2015-06-26)
売り上げランキング: 2,499


プリンセスメゾン 2 (ビッグコミックス)
池辺 葵
小学館 (2016-02-12)
売り上げランキング: 28,527


プリンセスメゾン 3 (ビッグコミックス)
池辺 葵
小学館 (2016-10-19)
売り上げランキング: 27,011


Arika報告書v1アイコンマンションを購入すべく慎ましい生活を送る沼越さんは言う。「家を買うのに、自分以外の誰の心もいらないんですから」。マンションを買うを目標に地道に頑張る沼ちゃん。そして、マンションを購入して一人暮らしをする女性達のオンオフ。女性がひとりで家を買うことは、無謀なのか、堅実なのか?年収250万ちょっとの独身女性・沼越さんが、理想の家を求めて歩く漫画。 “たったひとつの”物件を探し続ける沼越さんとそれを見守る持井不動産の人々。こういう題材で漫画になっていることがすごく新鮮。『東京タラレバ娘』のような結婚ものと対にして読むこともできるが、個人的には我ら本読みの幸せを代弁するものだとも感じた。大人が読みたくなる漫画ってこういう作品だなと妙に納得。「努力すればできるかもしれないこと、できないって想像だけで決めつけて、やってみもせずに勝手に卑屈になっちゃだめだよ。」沼越さん、強い。心にぐっときた。


 地獄のガールフレンド(1‐3巻) /鳥飼 茜

地獄のガールフレンド(1) (FEEL COMICS swing)
祥伝社 (2016-02-18)
売り上げランキング: 18,316


地獄のガールフレンド(2)【電子限定特典付】 (FEEL COMICS swing)
祥伝社 (2016-04-08)
売り上げランキング: 19,666


地獄のガールフレンド(3) (FEEL COMICS swing)
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売り上げランキング: 15,498


Arika報告書v1アイコン女が3人も集まれば、あんなことやこんなことを話して馬鹿笑いするのか。オバサンになればなるほど、そこには僻み嫉みが生じそうで、面倒臭そう。正直、私は女特有の探り合いの会話が嫌いだ。まどろっこしいし、何より疲れる。ただ「この人、今何を腹で考えてモノを言ってるのかな」と想像するのは面白い。「世の中様は『お母さん』に男ができることを許さない と思った」という加南の言葉。言った当人にその気があってもなくても、人は簡単に傷つくし、その逆もある。結婚、出産、育児、仕事。さまざまな局面で、さまざまな呪いによって、それぞれに宙吊りにされた女たちの「今」を、鳥飼茜は絶妙なあるあるネタで描き出す。それで呪いが解けるわけではない。だがしかし俯瞰することのカタルシスときたら!セリフや独白の処理がうまい。アラサー世代の地獄の旅も道ずれ次第な雰囲気の作品。となると、ここでは寂しさが地獄を決定づける要因になっているのかな。悶々と思ってたことが書いてあって割とスッキリした。ちょっと辛いことがあった日に、こういうマンガは、私をちょっとだけ元気にしてくれる。




 娘の家出 (1‐3巻)/志村貴子

娘の家出 1 (ヤングジャンプコミックス)
志村 貴子
集英社 (2014-05-09)
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娘の家出 2 (ヤングジャンプコミックス)
志村 貴子
集英社 (2015-02-19)
売り上げランキング: 92,665


娘の家出 3 (ヤングジャンプコミックスDIGITAL)
集英社 (2015-09-18)
売り上げランキング: 36,918


Arika報告書v1アイコンひとりの娘がずーっと家出してるわけじゃなくて、いろんな娘が家出したりしなかったりの話。多様な家族やセクシャルティの在り方を時に温かく、時にクールに見つめるその視線は、マンガというメディアの包容力そのものだ。志村さんらしく人間関係のドロっとした割りきれなさを、あっけらかーんと描かれていてお見事。お父さんがいい味を出している。間違いなく最初から通して巻数追って読んでいきたい漫画なんですけれども、気がついたら1巻からまた読みなおしてしまうのもまた、間違いないのです。読むたび着目するところが変わる。今回は、えみりちゃんへのあこがれがジュッと焦げついた。登場するキャラが皆んなシッカリしてるので、話が嘘っぽくならないのが良い。まゆちゃんの悲しい性が苦しくて愛おしい。きゃなこのベッドシーンは本当に悲しかった。加賀さんカッコイイからより複雑な気持ちになった…。





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