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集英社文庫ナツイチフェア『切ない本よまにゃ 』①/3(田園発 港行き自転車(上・下)/白蓮れんれん/肩ごしの恋人/オネスティ)

kage

2018/07/06 (Fri)

ナツイチ

平成最後の夏は、のんびり読者を楽しみませんか?

文庫「ナツイチ」フェア

集英社文庫

英社文庫『ナツイチ2018』。

2018年のテーマは、「本をひらけば 夏びらき。」

さぁ、本をひらこう。

夏をはじめよう。

かたくなったこころのすじを思い切り伸ばして。

ドキドキしたり、ハラハラしたり。

ほっこりしたり、きゅんとしたり。

読んで、こころを自由に動かせば、きっと心地よい夏になる。

さぁ、よまにゃ。

■今年の特典


かわいく揺れて 手ざわりやわらか!
【ナツイチ限定】よまにゃ”ねこじゃらしおり”(全4種類)

※「参加書店の店頭でナツイチ対象文庫を一冊買うと、その場でひとつプレゼント!」

※なくなり次第終了になります。


2017/05/18 に公開
読書が大好きな、集英社文庫の新しいキャラクター。
どこかの町の本屋さんで、まいにち本を読んで暮らしている。
口癖は「よまにゃ」

😻マスコットキャラクター、「よまにゃ」とは?
読書が大好きな、集英社文庫の新しいキャラクター。
どこかの町の本屋さんで、まいにち本を読んで暮らしている。
次に好きなのが人間観察。
お店にやって来るお客さんたちの心を読んで、日々、オススメの本を紹介している。
口癖は「よまにゃ」。

人気イラストレーター、Noritake氏デザインの愛くるしいポーズがたまりませんにゃん♪



2017/08/18 に公開
読書が大好きな、集英社文庫の新しいキャラクター。どこかの町の本屋さんで、まいにち本を読んで暮らしている。
口癖は「よまにゃ」

■フェアのジャンル項目


注目の本よまにゃ
ほっこりする本よまにゃ
切ない本よまにゃ
すっきりする本よまにゃ
ドキドキする本よまにゃ
なるほど!な本よまにゃ

・・・・の6ジャンル。



吉岡里帆のスペシャルムービー「夏びらき。」

7月21日「ナツイチの日」

😻好きな本の世界へ、冒険できる日だよ。
その一冊と出会いに、本屋さんへ行こう。


7月21日は「ナツイチの日」



ひとつ、大切なものがあるだけで何度も、胸をしめつけられる。

でも、そんな感情が、強さをつくっていくのかも。

切ない本よまにゃ

arikaいちおし
 田園発 港行き自転車(上・下)/宮本輝(著)

田園発 港行き自転車 上 (集英社文庫)
宮本 輝
集英社 (2018-01-19)
売り上げランキング: 15,406


富山県の滑川駅で父が突然亡くなった。駅前には一台の自転車が取り残されていた。宮崎へ出張だったはずの父が、なぜ――。15年後、絵本作家になった真帆は、父の足跡をたどる旅に出る。予期せぬ出会い、「縁」という不思議な糸が紡ぐ、美しい運命の物語。

田園発 港行き自転車 下 (集英社文庫)
宮本 輝
集英社 (2018-01-19)
売り上げランキング: 13,396


「せんせいのえがだいすきです。ぼくのことをすきになってくださいね」。5歳の男の子から真帆に届いた一通のファンレター。時を超えて、その想いが輝きを放ち始める。富山・東京・京都、三都市の家族の人生が静かに交錯する命と命の物語。


人には忘れえぬ風景がある。命を慈しむ感動作。 

東京になじめなかった元OL。

富山で死んだ父を思う絵本作家。父のない少年とその母。

数奇な一期一会の重なりが〝秘密〟を溶かし、止まった時が動きだす。

…‥‥‥…
賀川直樹の不慮の死が、夏目佑樹の生を産み出す 
Arikaアイコン(小)1富山の湾岸沿いと田園の風景が織り成す安らぎの中に、倒れても起き上がる人間の強さを感じました。15年前、出張で宮崎にいたはずの父が、富山の滑川駅で亡くなったという出来事を軸に、娘・真帆、そしてたくさんのひとの人生の歯車が動き出す感触に、久しぶりに「物語」を読んだなという気持ちになりました。特に東京での生活に挫折して、故郷の富山で新出発しようとしているもうひとりの主人公・千春ちゃんの健気さや素直さは、澄み切っていて胸を打ちます。絵本作家の真帆が受け取った佑樹くんの手紙に、『縁』というものの不可思議さを感じます。著者らしくいろんな人間関係が絡み合い過ぎていて、油断すると登場人物の関係が分からなくなってしまいそう。ついていくのに必死だが、そんな人たちが富山県に大集合って感じ。東京から逃げるように富山に戻ってきた千春だが、上巻の後半に行くにしたがって少しずつ生命力がみなぎってくる気配が好ましい。また下巻も後半の千春と佑樹の会話が心地よかった。様々な人生を生きている多くの登場たちでしたが、この二人のおかげで、「田園発 港行き自転車」の意味がもう少しで分かりそう。久しぶりの宮本ワールドでした。





 白蓮れんれん/林真理子(著)

白蓮れんれん (集英社文庫)
林 真理子
集英社
売り上げランキング: 71,240


美しき籠の鳥、飛立つ。柳原白蓮、捨て身の恋。 

大正時代の大スキャンダル醜聞「白蓮事件」。

現存する恋人たちの往復書簡を軸に、〝貴婦人と若い恋人の不倫駆け落ち〟だけではなかった真相に迫る、華麗な愛のドラマ。

…‥‥‥…
柳原白蓮の伝記。
朝ドラの蓮さま、仲間由紀恵で脳内変換しつつ、捨て身の恋に酔いしれる。
 

Arikaアイコン(小)1命を賭けた恋… 大正時代、筑紫の炭坑王の妻で美貌の歌人・柳原白蓮は7歳下のジャーナリスト宮崎龍介と恋に落ちた。名高い恋の逃避行「白蓮事件」を、門外不出の資料を元に描ききる渾身作。第8回柴田錬三郎賞受賞作。

朝ドラ『花子とアン』にも登場した美しい白蓮。主人公の白蓮、時代背景と生い立ちから仕方ないとはいえ、ちょっと独特の選民意識に凝り固まった嫌な女性過ぎて、完全に共感はできなかったかなぁ・・。結構、地雷というか読むのに人を選ぶかもしれませんね。昔の女性は好きな人とは結婚できなかったんだな、男性の不倫は安易に許されるのに女性は命がけ。昔は女性にやさしい時代ではなかったと思う。大正時代の人々の様子、時代背景。不倫。駆け落ち。日本中の注目と批判。しかし、彼女が求めていた愛し合う夫婦、温かな家庭をやっとのことで手に入れる。相手の龍介の写真見ても、そんなに素敵な人かどうかはわからん(笑)ただ愛情深そうな様子は感じる。大正時代の話と聞いて読んだのだが、女達も男達に負けてないのが興味深かった。男も女もベクトルは違えど皆腹黒で我が強くて飢えている。自分の不貞や狡猾さを棚に上げる男達も男達だが、抑圧されながらも贅沢をさせて貰えるだけさせて貰いつつ豪胆な行動に出る女達も女達。でも逞しさや情熱や共感を感じるのはやっぱり女性の方かな。燁子に去られた伝右衛門の「俺がなんも知らんと思うちょったのか。全く馬鹿な女たい」が切ない。それにしても才色兼備のみならず愛を貫く強さはすごいと思う。息がつまるような緊迫の連続。一市民にすぎない私でも生きたいように生きることは難しい。地位ある方なら、今より貞操の観念が強かった昔なら、尚のこと強い意志と覚悟がないと(あったとしても)困難なことだったろう。 二人がその後、睦まじく添い遂げたとのことで、色々なことがその結末に集約されたように思えた。 巻き込まれた多くの人々のその後を思うと軽々しく感想なんて言えないけれど…。話のあらすじはわかってるけど、いろいろな人の心のドロドロしたものがみえ面白かった。



 肩ごしの恋人/唯川恵(著)

新カバー
肩ごしの恋人

肩ごしの恋人 (集英社文庫)

肩ごしの恋人 (集英社文庫)
唯川 恵
集英社
売り上げランキング: 76,784


女に生まれて27年。本当の“幸せ”ってなんだろう。 

欲しいものは欲しい、自称鮫科の女、るり子。

仕事にも恋にもクールな萌。

性格真逆な幼なじみの二人を通じて、女の本音と日常をリアルに描く直木賞受賞作。

…‥‥‥…
萌とるり子の恋愛模様を描いた作品。
るり子の自由な生き方を羨ましいと思いながらも、その生き方の不自由さを思う。
 

Arikaアイコン(小)1等身大の女性を描く、第126回直木賞受賞作。女であることを最大の武器に生きる「るり子」と、恋にのめりこむことが怖い「萌」。対照的なふたりの生き方を通して模索する女の幸せ探し、新しい家族のあり方を描く。

27歳の幼なじみ、萌とるり子。とにかく、るり子には圧倒させられる。結婚三回目、それも今の旦那は親友からうばった男。その旦那にも物足りなさと、なにやら不信感。一方萌はるり子のように何かに熱をあげる事もない。るり子の自由な生き方を羨ましいと思いながらも、その生き方の不自由さを思うのだった。萌とるり子、二人の求める生き方とは。それぞれの恋愛の仕方。 それぞれの幸せのかたち。 それぞれの持つ性に対する考え方。 そういったものをテーマに、性格が間反対な女の親友2人を主人公に置き、きれいにまとめられていた。 ストーリーは緻密に組み立てられてよく出来ていると感じた。2人の主人公それぞれの視点が切り替わる際も、読者が感情移入しやすいようになっていたと思う。この本大好き! 心に響くセリフがたくさんあったし、共感するところも多々。周りにどう思われようが、自分が良いと思うこと、幸せだと思うことをする。そういう生き方に共感できるし、結局はそうする方が幸せになれると思う。自分がどう感じるかが大切。るり子と萌のように自分を持って、誰かにしてもらうんじゃなくて、自分で幸せになれる生き方をしたい。中盤下品すぎるというか、少し感じたが、読後は心地よかった。 るり子の名言には勉強になった。 言葉として萌などに言っている部分と、考えとして書かれている部分とがあるが、考えのほうで、 「女にはふたつの種類がある。自分が女であることを武器にする女か、自分が女であることを弱点に思う女か。」 本音を言えるるり子には、ちょっと憧れた。 萌との関係もちょうどいい距離感で読みやすかった。 勇気が出ない時に読みたい。一気に読めて、清々しくて、小説の締め方も、いままでの全てストーリーを温かく包むようで、大変満足。どの登場人物も好き。知らないくらいが丁度いい。女性に響く本。ドラマや映画を観ている気分で読み進められるから、読書や小説に慣れていない人にもおすすめしたい。



arikaおすすめ
 オネスティ/石田衣良(著)

オネスティ (集英社文庫)
石田 衣良
集英社 (2017-11-17)
売り上げランキング: 76,150


二人が誓った〝誠実〟は諸刃の剣と化していく。 

幼い日、カイとミノリは「ずっと仲良しでいたいから、恋人にならない。

秘密を作らない」と約束する。厳格に守り通す二人は、次第に他人をも傷つけて――。

…‥‥‥…
性とモラル、性欲など心の在り方を問いかける作品。
二人の愛の形は当人同士は幸せだけど、周りの人は不幸だ!!
 

Arikaアイコン(小)1幼馴染のカイとミノリが交わした約束「どんな秘密もつくらない。お互い大好きだけど、恋愛も結婚もしない」。特別な関係を築く二人に、周囲の人間は困惑するが──。恋愛長編小説。

それぞれの両親が不仲なことに心を痛めてた幼稚園児のカイとミノリ。その時に交わした約束をずっと守っていく。これが「愛」なのか「友情」なのか?お互いどんな些細なことも報告しあえる関係は凄いと思うが、そんな間柄は普通のパートナーには理解出来ない。パートナーを結果不幸にしてしまうなら、最初から二人が付き合えば良かったんじゃないかと思ってしまった。「恋愛は恋愛、セックスはセックス」、切り離しては、なかなか考えられないが、小説「消滅世界」を読むと、結婚相手とは、近親相姦とされ、セックスフレンドがいる世界が描かれている。「恋愛にはセックスはいらないが、生活にはセックスが必要」という描写もあった。著者の小説では、親の結婚生活の様子から主人公は、セックスをしないが、お互いの秘密はつくらないということで、お互いのセックス経験を赤裸々に教え合う。この二人の愛の形は当人同士は幸せだけど、まわりの人は不幸だ。本来幸せにしなければいけないパートナーを幸せにはできない。近しい人を傷つけて存在する愛。当人同士しか誠実でいられない。究極なのかもしれないけど…でも…最後の心の拠り所となっているが、二人を取り巻く人を不幸にはしている。性とモラル、性欲など考えさせられる。今後二人がどうなるのかが少しだけ気になる。カイが描いた作品は見に行ってみたい。

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