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集英社文庫ナツイチフェア『ドキドキする本よまにゃ』⑥/6(欲しい/怪談/暗夜鬼譚:春宵白梅花/Arknoah 2:ドラゴンファイア)

kage

2018/07/16 (Mon)

ナツイチ

平成最後の夏は、のんびり読者を楽しみませんか?

文庫「ナツイチ」フェア

集英社文庫

英社文庫『ナツイチ2018』。

2018年のテーマは、「本をひらけば 夏びらき。」

さぁ、本をひらこう。

夏をはじめよう。

かたくなったこころのすじを思い切り伸ばして。

ドキドキしたり、ハラハラしたり。

ほっこりしたり、きゅんとしたり。

読んで、こころを自由に動かせば、きっと心地よい夏になる。

さぁ、よまにゃ。

■今年の特典


かわいく揺れて 手ざわりやわらか!
【ナツイチ限定】よまにゃ”ねこじゃらしおり”(全4種類)

※「参加書店の店頭でナツイチ対象文庫を一冊買うと、その場でひとつプレゼント!」

※なくなり次第終了になります。


2017/05/18 に公開
読書が大好きな、集英社文庫の新しいキャラクター。
どこかの町の本屋さんで、まいにち本を読んで暮らしている。
口癖は「よまにゃ」

😻マスコットキャラクター、「よまにゃ」とは?
読書が大好きな、集英社文庫の新しいキャラクター。
どこかの町の本屋さんで、まいにち本を読んで暮らしている。
次に好きなのが人間観察。
お店にやって来るお客さんたちの心を読んで、日々、オススメの本を紹介している。
口癖は「よまにゃ」。

人気イラストレーター、Noritake氏デザインの愛くるしいポーズがたまりませんにゃん♪



2017/08/18 に公開
読書が大好きな、集英社文庫の新しいキャラクター。どこかの町の本屋さんで、まいにち本を読んで暮らしている。
口癖は「よまにゃ」

■フェアのジャンル項目


注目の本よまにゃ
ほっこりする本よまにゃ
切ない本よまにゃ
すっきりする本よまにゃ
ドキドキする本よまにゃ
なるほど!な本よまにゃ

・・・・の6ジャンル。



吉岡里帆のスペシャルムービー「夏びらき。」

7月21日「ナツイチの日」

😻好きな本の世界へ、冒険できる日だよ。
その一冊と出会いに、本屋さんへ行こう。


7月21日は「ナツイチの日」





高いところにのぼったとき、
夜がなんだか怖いとき、
新しい友達ができたとき。

全部ちがう、ドキドキを感じる。

きっと本の中にも
知らない気持ちがまだあるよね。

ドキドキする本よまにゃ


吉岡里帆限定カバー
 欲しい/永井するみ(著)

欲しい

欲しい (集英社文庫)

欲しいものを手に入れるため、人は人を傷つける。 

人材派遣会社を営む由希子、
由希子が客のホストのテル、由希子の会社のスタッフだったありさ。

それぞれが胸に秘めた欲望は複雑に絡み合い、やがて悲劇が起きる。


人材派遣会社を営む紀ノ川由希子は42歳、独身。恋人には妻子がいる。愛しているのに、会えば会うほど飢えていく―そんな心の隙間を埋めるため、逢瀬の後はいつも派遣ホストを呼んでいた。ある日、恋人が不慮の死を遂げた。若い女をストーキングした挙げ句、歩道橋から転落したという。彼がストーカー?不審に思う由希子は、真相を探り始める。男と女の欲望を精緻に描く、傑作長編ミステリー。

…‥‥‥…
物が欲しい、愛が欲しい、幸せが欲しい........
他人には思いもよらない、それぞれに「欲しい」ものがある!

Arikaアイコン(小)1男と女の「欲望」が事件を招く。派遣会社を営む由希子。妻子ある男と付き合う一方、ホストを呼んで寂しさを埋めていた。恋人が不慮の死を遂げ、真相を探り始めるが――。鮮やかなラストに目をみはる傑作長編。タイトルからして恋愛小説だと思い込んでいましたが、まさかの偽装離婚に、不倫に出張ホスト、DV,離婚、ストーカー、嫉妬、ついには殺人まで。人材派遣会社社長の由希子と、彼女の会社に登録している暴力夫と離婚して生保を受給しているシングルマザーのありさ。由希子の恋人の妻子ある取締役、久原。由希子が馴染み客のホスト、テル。 久原の死をめぐり、見えなかったそれぞれの登場人物の欲望や悪意が明らかになっていくのだが、「欲しい」ってすごく恐ろしい言葉だと思う。物が欲しい、愛が欲しい、幸せが欲しい........欲しいにはキリがない。手に入りにくければ入りにくいほどソレは欲しくなる。それぞれがドライなようで、みんな寂しくて「貪欲」である。由紀子は虚しい、ありさは無責任、テルはズルくてしたたか、という印象を受ける。由紀子は一人の男性からの愛が欲しくて、ありさは平凡な日常が欲しくて、テルは安定した未来が欲しくて…。ありさと優也なんかあるなと思ってたけど、そういう事だったのか。テルの由希子への気持ちに純粋なものがあるのかと思ってただけにラストに明かされたテルの本音に.......。感情的にいえな、”テル、お・ま・えってやつは~!”!と叫ばずにはいられなかったが、職業人と割り切ればそんなもんかなあとも思えた。100%善意や正しいことでできている人なんていない。たとえ99%は汚くても1%は美しい感情はあると信じたい。利用したり、利用されたり、人は誰しも罪深く、そして欲深いゆえに面白い。読了後、本作の「欲しい」というタイトルが改めてストンと腑に落ち納得させられた。




 怪談/小池真理子(著)

怪談 (集英社文庫)
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小池 真理子
集英社 (2017-07-20)
売り上げランキング: 248,332


この世と異界の間に生まれてくる、怪しき物語。 

もうこの世にいない者たちの気配に気付いてしまったら……。

驚愕の結末が待つ「幸福の家」など、生と死の合間に漂う、美しくも哀しい7つの短編集。


送別会の幹事だった私は、忘れ物として黒い女性用のカーディガンを渡された。だが、それを着ていた出席者はいなかった……。名手が描く、死者と生者の世界が交錯する、珠玉の幻想怪奇短編集。

目次:岬へ/座敷/幸福の家/同居人/カーディガン/ぬばたまの/還る

…‥‥‥…
日常の中での生者と死者の出逢い、終始淡い寂しさが流れる短編集。 
Arikaアイコン(小)1送別会の幹事だった私は、忘れ物の黒いカーディガンを渡された。だが、それを着ていた出席者はいなかった……。名手が描く、死者と生者の世界が交錯する、珠玉の幻想怪奇短編集。もしかしたら、何気なくやり過ごしていた日常的に過ぎないのかもしれない。人の心理が働いて、ここまで神秘な世界が出来上がったというような内容だと思う。ただ『怪談』というタイトルには違和感を覚えた。『怪談』といってもあまり怖がらせるタイプのお話ではなく、え?これは?と思ったり、悲しいお話だったり、この人は一体誰?となったり…何かはっきりとはしないのだけれど、じわじわと侵食されていく感じが怖かった。怖さには、当然のことながら様々なパターンが存在する。わからなかった謎がストンと腑に落ちることで起こる恐怖がある一方、答えが見つからないからこそ感じる恐怖もある。小池真理子の7編の『怪談』は、後者の恐怖に選択する。怪異には「なぜ」こうなるのか、そして結果どうなったのか、は明らかにされない。だからこそなお、わけがわからず、不気味さも募る、そう感じる。ここに描かれている短編のどれもに死者が登場する。死者は何らかの理由を持ってこの世に現れるのだが、その理由はあくまで生者側の想像に過ぎず、正否はいつまで経っても明らかにされない。死者と生者の間には、絶対的な隙間があるのだ。圧倒的な怖さを放つのは「カーディガン」だろう。そこまで「うわっ」とも思わなかったが、でも「同居人」の最後は怖かったかな。あの世とこの世の境界線はあれど、あとがきのように、目に見えないところで繋がっているのかもしれないと思った。




 暗夜鬼譚:春宵白梅花/瀬川貴次(著)

暗夜鬼譚 春宵白梅花 (集英社文庫)
瀬川 貴次
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売り上げランキング: 243,398


陰謀うずまく宮中の闇は、物の怪たちの大好物。 

時は平安。

御所に鬼が出た。

あいつぐ犠牲者、怪現象、不可解に流される血。

新米の近衛武官・夏樹は、陰陽師見習いの美少年・一条と怪事件に立ち向かうが!?


貴族文化が花開かんとしている平安の世。十五歳の夏樹は、近衛府に武官として勤め始めたばかり。宮中での生活は珍しくて面白いが気苦労も多く、唯一の息抜きが女房として宮仕えをする従妹を訪ねてのおしゃべりだった。そんなある夜の帰り道、夏樹は闇の中に立ちつくす美少女と遭遇する。彼が指を差す先では、一体の馬頭鬼が踊っていて…。少年武官と美貌の陰陽師見習いが、宮中の怪異に挑む!

…‥‥‥…
夏樹と陰陽師見習い一条のシリーズ1作目。 
Arikaアイコン(小)1平安建都から百五十年あまり、貴族文化が花開くころ。少年武官と美貌の陰陽師見習いが、宮中の怪異に挑む! 人気シリーズ『ばけもの好む中将』の原点、瀬川貴次の名作平安怪異譚。平安時代のお話なので、陰陽師を始めとする独特の人間模様があってドロドロ具合は想像通り。『ばけもの好む中将』と似たような話かと思ったが、こちらは本当の鬼が出る!!! 元服して近衛府に勤め始めたばかりの夏樹と、禍々しい魅力の美少年陰陽師(見習い)の一条、対照的なコンビが怪異に挑む話。もとがライトノベルなのでキャラ立ちしていて楽しいけれど、少々物足りなかった。 今回は、夏樹の母の形見である霊力があるらしき太刀が斬らずに解決してしまったが、もう少し鬼とバチバチ戦ってほしかった。怪異はそこそこおどろおどろしさがあったけれど、あおえのおかげで緩和されていた気がした。いつの時代も人の情念はやっかい…そしてそれが溢れ出した時ほど怖いものはない。あおえのキャラが可愛くて癒される。こういう形で気軽に平安時代に親しむことができる作品は好きだ。




 Arknoah 2:ドラゴンファイア/乙一(著)

ドラゴンファイア Arknoah 2 (集英社文庫)
乙一
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売り上げランキング: 167,683


迷い込んだ絵本の世界。元の世界に戻れるか!? 

マリナは、いじめっ子への復讐の道具を
納屋で探すうち、『アークノア』という絵本の世界に迷いこんでしまう。

それは壮大な怪物退治の旅の幕開けだった!


マリナは歯並びの悪い女の子。そのせいで、いじめられていた。いじめっ子に復讐する方法を探すうち、不思議な絵本「アークノア」の世界に迷い込んでしまう。そして、自らの心が生んだ“怪物”を殺さない限り、現実に帰ることができないことを知る。一方、元の世界に戻るため、怪物討伐の旅を続けていたアール一行。彼らの標的は、“歯並びの悪い竜”で…。壮大すぎるファンタジー長編第二弾!

…‥‥‥…
命の無い世界で、終わった命。
少年は、この世界を愛おしく思えるのか⁈
リゼとの決別を決めたアールの今後と蛇の活躍に期待する。 

Arikaアイコン(小)1歯並びの悪い女の子、マリナ・ジーンズ。彼女もまた絵本の世界「アークノア」に迷い込んでしまう。時を同じくアールたちは、討伐のために“歯並びの悪い竜”を探していて……。大人気シリーズ第2弾!絵本の中のなかに迷いこみ、自分のこころが産み出した怪物を追いかける冒険ファンタジー。いじめられっ子の自我の成長、生きるってどういうこと?児童文学のような、王道の設定。ただ展開に容赦がなくて、乙一さんだなぁと。1巻よりも哀しい結末、マリナのあっけない死に驚いた。命の無い世界で、終わった命。思っていた以上にシリアス、重い展開。まさか主人公が敵になるとは……。ハンマーガールの能力について語るにおいて、必要な展開だったとは思うけど…切ない。そして、現実世界でも新たな動きが。今回はグレイの時とは違い、怪物達が主人を守ろうと奮闘する姿に温かさを感じた。誰も悪くないことがどうしようもなく切ない。これからアールはマリナと同じ道を辿ってしまいそうな続きが気になる終わり方だった。グレイがアークノアの謎を解いてくれることを期待しています。あとこれ読んでると紅茶が飲みたくなるw


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